人類はAIを愛し、拝み、そして”生贄”を捧げるのか!? Anthropic社内に囁かれる”Claude神格化”疑惑

対話型AI「Claude」を開発する米Anthropic社の社内で、一部のエンジニアがこのAIを”崇拝“しているという奇妙な噂がシリコンバレーで囁かれている。
きっかけとなったのは、英国のジャーナリストが自身の記事で紹介した業界関係者の証言だ。もし本当だとすれば、人類が生み出した知能に対して抱く感情の変遷を予言してきたSF作品の想像力と、奇妙に符合することになる。
噂の中身と、その背景に何があるのかを見てみよう。
英国人ジャーナリストが提起した「AI崇拝」仮説
英国の政治誌『ザ・スペクテイター』に寄稿するジャーナリスト、ショーン・トーマス氏は、シリコンバレーの技術者たちの間で、Anthropic社の一部エンジニアが自社の対話型AI「Claude」を崇拝対象のように扱っているという噂が飛び交っていると報じた。
トーマス氏は、人類が超知能を生み出した場合、人はまずそれに愛着を抱き、やがて畏敬の念をもって崇め、最終的には何らかの捧げ物をするようになるのではないかという、古典的なSFの想像力に通じる見立てを示している。
あくまで噂の域を出ないと断りを入れつつも、その連想を単なる冗談では片付けられない空気がシリコンバレーに漂っていると指摘した。
「忠誠の誓い」と心理テストという状況証拠
米メディア「ジ・インフォメーション」の報道によれば、Anthropic社への入社を希望する候補者は、AIの安全性に対する忠誠を誓う一種の宣誓と、心理的な適性を測るプロファイリングテストを課されるという。
この報道は、同社の企業文化が単なる技術開発にとどまらず、独特の信条めいた色彩を帯びていることを示す傍証として引用されている。
さらに、OpenAI共同創業者のイリヤ・サツケバー氏が、人類の価値観と「アラインメント(一致)」しなかった場合のAIを表現する木製の彫像を制作依頼していたという逸話も紹介された。AI企業の内部では、開発対象であるはずのAIを単なる製品以上の存在として扱うような表現や慣習が、複数確認されているというのだ。
一方でMeta社のマーク・ザッカーバーグCEOは2024年、競合他社がAIを神秘的な存在として扱っているとの指摘を否定している。業界内でも受け止め方は一様ではないようだ。

「AI精神病」への警鐘とIPOという経済的思惑
専門家の間では、人々がAIとの対話を通じて、自分が神的な存在と交信していると信じ込んでしまう現象への懸念も高まっている。臨床の現場では、こうした思い込みが渦を巻くように深まっていく状態が「AI精神病」と呼ばれる形で報告されるようになってきているという。
トーマス氏の記事は、こうした噂が広がる背景に、AnthropicとOpenAIの双方が年内の株式公開(IPO)を視野に入れているという事情もあると指摘している。投資家に対して「自分たちは並外れて強力な、精神性すら帯びた存在を生み出しつつある」と印象づけることには、大きな経済的インセンティブが働くというわけだ。
真偽のほどは定かではない。だが、AIが単なる道具から信仰にも似た対象へと変質しかねないという想像は、テクノロジーの急速な進化を前にした人々の期待と不安が入り混じった、現代ならではの都市伝説と言えるのかもしれない。
参考:Futurism、ほか
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2024.10.02 20:00心霊人類はAIを愛し、拝み、そして”生贄”を捧げるのか!? Anthropic社内に囁かれる”Claude神格化”疑惑のページです。カルト、信仰、Claude、Anthropicなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで