トランプ大統領がAI人類滅亡説を一蹴「そんなことは起こらない」元アンソロピック研究者は2030年の脅威を警告

人工知能(AI)の急速な進化をめぐり、シリコンバレーの内部関係者から政界まで「人類滅亡」のシナリオを語る声が相次いでいる。だが、そんな悲観論をものともしない人物がいる。
米国のトランプ大統領は9月13日、アイルランドでのゴルフイベントに出席した際、記者団からAIが人類の終焉をもたらすとの予測について問われ、そうした事態は「起こらないことだ」と一蹴した。
その一方で、トランプ氏は別の脅威――AI開発競争で中国に後れを取ることへの強い警戒感も示している。強気な大統領の発言の裏で、ワシントンでは正反対の警鐘も鳴り響いていた。
ゴルフ場で語られた「起こらないこと」という自信
トランプ氏は9月13日の日曜日、アイルランド・ドゥーンベグにあるゴルフ場で開催された「アイリッシュ・オープン」観戦中、報道陣の取材に応じた。
AIをめぐる話題で同氏が強調したのは、米国がすでに中国を上回る技術力を持っているという自負だ。世界最高水準の技術大国という優位性を維持したいとし、AI開発競争を制した者が主導権を握るとの認識を示した。
続けて記者団から、AIの進化が人類の存続を脅かすとの見方についてどう考えるか問われると、トランプ氏はそうした事態が現実になることはないとの見解を示し、悲観的な予測を退けた。
「核より制御が難しい」元研究者が示した2030年のタイムリミット
トランプ氏の楽観論とは対照的な警告を発しているのが、AI開発企業アンソロピックの元研究者、ジェイコブ・コクソン氏だ。同氏はChatGPT開発元のOpenAIとアンソロピック両社での研究経歴を持つ。
コクソン氏は今月10日、米フォックス・ニュースの番組「スペシャル・リポート」に出演し、キャスターのブレット・ベイア氏に対し、AIが早ければ2030年にも人類を滅ぼしかねない技術だと語った。人類がこれまで生み出した中でも「最も危険な技術」になり得るとも指摘したという。
同氏によれば、核兵器についてはある程度制御する方法が確立されているが、AIについては未だにその制御手段が確立されていないという。
与野党を巻き込む規制論争、オバマ氏も静かな警鐘
AIをめぐる議論は、与野党を問わず政界にも波及している。共和党のマイク・ジョンソン下院議長は同じ9月13日、CNNのインタビューでAI規制についての考えを述べた。
同氏は、米国がAI開発を一時停止するようなモラトリアムを導入すれば、その間に中国が追い抜いてしまうとの懸念を示した。その上でAI業界のリーダーたちに議会との会合を呼びかけ、政府の役割は米国の技術革新を妨げない範囲にとどめるべきだとの考えを示している。
米紙ニューヨーク・タイムズによれば、バラク・オバマ元大統領も先週木曜、非公開の会合の場でAIについて懸念を表明したという。この技術が民間主導で急速に進んでおり、対応を誤れば危険な事態を招きかねないとの認識を示し、民主党側にもAIをめぐる公の議論の枠組みを整えるよう促したと報じられている。
核兵器の制御には数十年を要した人類が、AIという未知の技術を御する術を手にできるかどうかは、まだ誰にも分からない。
楽観派と悲観派の主張が真っ向から対立するなか、答え合わせの日は着実に近づいている。トランプ氏の「起こらない」という言葉が正しいのか、それとも2030年という数字が現実になるのか。人類は今、静かにその分水嶺に立っているのかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊トランプ大統領がAI人類滅亡説を一蹴「そんなことは起こらない」元アンソロピック研究者は2030年の脅威を警告のページです。トランプ大統領、AI、Anthropicなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで