米副大統領、公の場で「終末論」を語る。反キリストへの警戒とAIへの嫌悪感……世界を動かす男の″不気味な世界観”

キリスト教で語り継がれてきた「終末論」——世界がいつか終わりを迎えるという思想を、現職のアメリカ副大統領が公の場で語った。
ジェームズ・デイヴィッド(JD)・ヴァンス副大統領は、9月1日に配信されたポッドキャスト番組で自らの信仰観や終末に関する持論を明かしている。聞き手を務めたのは、100万人超の登録者を抱える22歳の福音派インフルエンサー、ブライス・クロフォード氏だ。
現職副大統領の発言だけに、宗教関連メディアを中心に大きな話題を呼んでいる。
終末は数百年後か、数か月後か——ヴァンス氏が語る時間軸への持論
番組の中でクロフォード氏から「今が終末の時代だと思うか」と問われたヴァンス氏は、はっきりとは分からないとしながらも、この話題に強く惹かれていることを認めた。ただし、終末論にとらわれすぎることには慎重な姿勢も示している。
自身の政治的な働きが結果的に終末を早めることになったとしても構わないとし、逆に自分がこの世を去った後も長く繁栄する社会づくりにつながるのであれば、それも喜ばしいことだとの考えを述べた。
さらにヴァンス氏は、終末が訪れること自体は避けられないとした上で、それが数千年先の話なのか、数か月先の話なのかは分からないという心構えを持つべきだと語っている。ヴァンス氏は今年の夏、カトリックへの改宗をつづった信仰の回顧録を出版したばかりだ。

AIを「悪魔的」と呼び、反キリストの存在も否定しないヴァンス氏の世界観
番組ではさらに踏み込んだ発言も飛び出した。ヴァンス氏は、身の回りに反キリストが存在していたとしても今の自分は驚かないだろうと述べ、その理由の一つとして人工知能(AI)の存在を挙げている。
知人がAIを夫婦カウンセラー代わりに利用している例を挙げ、人間同士の関係から神が与えたはずの社会的な要素を完全に切り離してしまうことを「悪魔的」だと評した。
また、世界の首脳らと議論する場に同席した際、誰かの発言や指摘に対してある種の”暗さ”のようなものを感じ取り、体中の警戒信号が鳴ったように感じた経験があることも明かしている。こうした発言は、ヴァンス氏が公務の中でも自身の信仰的な感覚を判断基準の一つとして用いていることをうかがわせる。
トランプ氏の「イエス」風AI画像を、なぜヴァンス氏は擁護したのか
番組の終盤では、今年に入ってドナルド・トランプ大統領が自身のSNSに投稿し、その後削除したAI生成画像についても話題が及んだ。この画像はトランプ氏をイエス・キリストになぞらえるような構図で作られており、一部のキリスト教支持者から批判の声が上がっていた。
ヴァンス氏は、トランプ氏に神を茶化したり真似たりする意図はなかったはずだとかばい、大統領はもともと軽口を叩くのが好きで、ユーモアのセンスがある人物だという見方を示した。
トランプ氏本人は騒動を受けて画像を削除し、投稿の意図はあくまで「人々を安心させる医師としての自分」を表現したものだったと釈明している。
ヴァンス氏が語った内容は、あくまで一人のキリスト教信者としての個人的な信仰観であり、具体的な終末の時期を予言したものではない。
ただ、現職の副大統領という要職にある人物が、AIを「悪魔的」と表現し、反キリストの存在を否定しないと公言したことは、宗教と政治、そして最新テクノロジーが交錯する現代ならではの現象だと言えるだろう。
信仰が政治の言葉としてどこまで語られるべきか。その線引きは、今後も注目され続けそうだ。
参考:The Guardian、ほか
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2024.10.02 20:00心霊米副大統領、公の場で「終末論」を語る。反キリストへの警戒とAIへの嫌悪感……世界を動かす男の″不気味な世界観”のページです。終末論、副大統領、ヴァンスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで


