「この世で見てはいけないもの」を見た!? 巨大アシナガバチに刺され「一度死んだ」元救急看護師が語る、花咲く庭と妻の言葉

臨死体験の報告には、光のトンネルや懐かしい人との再会など、どこか似通った要素が多い。だが、37年間にわたって救急救命室(ER)で働いてきた元看護師ジャック・アレン氏(50代半ば)の場合、そのきっかけが少々変わっていた。
メキシコの牧場で、「処刑人バチ」と呼ばれるハチに一刺しされたことだったのだ。
枝の先にぶら下がっていた巨大な巣
テキサス州出身のアレン氏は、ER看護師を退いた後、老後を見据えてメキシコの牧場で熱帯果樹の栽培に携わっていた。
2024年9月、ビジネスパートナーと2人の牧場作業員とともに作業していた同氏は、垂れ下がった枝をマチェーテ(山刀)で払った。ところが、その枝の先には巨大なハチの巣が潜んでいた。慌てて逃げたものの、肩を刺されてしまう。これまで様々なハチに何度も刺されてきたが、今回の痛みは別格だったという。
仲間たちが口にしたハチの名は「処刑人バチ」。学名ポリステス・カルニフェクス(Polistes carnifex)とされるアシナガバチの仲間だ。体長24〜27mmほどと中南米のアシナガバチでは最大で、米国南部からアルゼンチン北部まで分布する。種小名のcarnifexは、ラテン語で「死刑執行人」を意味する。
アレン氏はまもなく頭がふらつき、心拍が急激に落ちていくのを感じた。地面に横たわって目を閉じた瞬間から、臨死体験が始まったという。
仲間が「死んだ」と悟ったとき、彼は花咲く庭にいた
仲間たちによれば、アレン氏は白目をむいてけいれんし、意識を失った。水をかけ、頬を叩き続けること2分ほど。彼らはアレン氏が死んでしまったと悟った。パートナーの頭には、彼の妻と息子にどう伝えるかしか浮かばなかったという。
一方、アレン氏本人は、目を閉じた瞬間に別の場所にいた。青々とした芝生が広がり、色鮮やかな花や果実があふれる庭だ。まるで我が家に帰ってきたような懐かしさと、深い満足感に包まれたという。時間や空間の概念が、突然すべて理解できたとも語っている。
やがて目の前に現れたのは、当時の妻だった。現実では足に障害を抱えていた妻が、そこでは若々しく生気に満ちていた。強烈な光に包まれながら、アレン氏はかつてないほどの愛情を彼女に感じたという。
2人は庭を歩き、花を摘んだ。しかし妻は申し訳なさそうに、あなたは戻らなければならないと告げる。次の瞬間、体が吸い込まれるような感覚が走り、目を開けると土の上に横たわっていた。仲間たちはパニックで叫んでいた。

「試験」としての人生、そして変わった死生観
意識を取り戻した直後、アレン氏は人生で最高の気分だったという。今の体験は、こうして話している現実よりもリアルだったと仲間に伝えた。
同氏は、本来なら地上の人間が見るべきではないものを見てしまったのかもしれないと語る。この世は人間が学ぶための「試験」の場であり、私たちは自ら望んでここにいる——それが向こう側で得た気づきだという。
もっとも、高揚感は1分ももたなかった。血圧は急降下し、心拍は逆に跳ね上がり、頭を持ち上げることすらできなかった。何とか危機を脱した翌日、彼はあの世で感じた愛を思い出して泣いたという。
その後の人生は平坦ではない。牧場はハリケーンで失われ、事業は破綻し、離婚を経てテキサスの家も手放した。それでも生還には意味があったと信じ、今は他者を支えることに力を注いでいる。
ERで何千人もの死を見てきた同氏だが、今では旅立つ人々を祝福する気持ちになるという。心臓に持病のあった友人が眠ったまま亡くなったと聞いたときも涙は出ず、よくやったな、と心の中で称えたそうだ。
臨死体験については、血圧低下や脳の酸素不足が鮮明な幻覚を生むという説が根強い。ハチ毒で体が危機に陥っていた状況を考えれば、脳が見せた幻とも解釈できる。
だが、無数の死に立ち会ってきたベテラン看護師の死生観を、たった一度の体験が根こそぎ塗り替えたのは確かだ。あの庭が実在するのかを確かめる方法は、おそらく誰にとっても一度きりしかない。
参考:Daily Star、Wikipedia「Polistes carnifex」
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2024.10.02 20:00心霊「この世で見てはいけないもの」を見た!? 巨大アシナガバチに刺され「一度死んだ」元救急看護師が語る、花咲く庭と妻の言葉のページです。臨死体験、NDE、あの世などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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