人間よりも巨大なペンギンがいた? ― 南極大陸付近の島でメガトン級の骨を発見!
この夏、暑気払いに水族館を訪れた方も多いことだろう。普段我々が水族館で見かけるペンギンの遠い先祖にあたる、人間を超える大きさの巨大ペンギンの骨が発見されたと、8月4日の「Daily Mail」が伝えている。
発見されたのは南極大陸先端近くの小さな島・シーモア島で、3,700年~4,000年前に生息していたとされる「Palaeeudyptes klekowskii」というペンギンである。今まで一度も発見されたことのないこのペンギンだが、まさに「メガペンギン」と題されるほどの巨大なペンギンであったことが、この度の研究によって明らかになった。
■体長2メートル、体重115キロ!!
ラプラタ博物館(アルゼンチン)のカロリナ・アスコタ・ホスピタレチェ博士によると、この地域は3,700年~4,000年前はとても温かく、10~14種類のペンギンがともに暮らしており「ペンギンにとってとてもすばらしい時代だった」そうだ。
また、博士は今年初めにこのペンギンの翼・上腕骨・付蹠骨(ふしょこつ、足首と踵の骨の間の関節)の骨を最高の状態で発掘することに成功。ペンギンは二足歩行をするため、付蹠骨はとても丈夫にできており化石として発見されるケースは多いというが、4,000万年前の骨が完全な形で発見されたのはとてもレアなケースであろう。
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