“最悪の連続殺人鬼”チャールズ・マンソン! 53歳年下美女との獄中婚約、意外な真相!
■チャールズ・マンソンの心を掴んだ女、アフトン・エレイン・バートン
昨年末、大々的に報じられた「連続殺人鬼チャールズ・マンソンが53歳年下の美女と獄中婚約」。相手の女性は27歳になる細身の美人で、世間は「またクレイジーなプリズン・グルーピーか」と眉をひそめた。
世の中にはハイブリストフィリアという、犯罪者を愛してしまうという異常性癖を持つ女性たちが存在し、彼女たちはチャールズ・マンソンのように全米を震撼させる連続殺人鬼に強い魅力を感じ、刑務所にファンレターやプレゼントを贈ったり、面会に訪れたり、結婚するということがあるからだ。
しかし、今回のチャールズと婚約した女性はプリズン・グルーピーではなかった。彼女の本性に気づいたチャールズは結婚を取りやめ、2人は現在破局しているのだ。
とはいえ、この女性がチャールズの心を掴んだことは確か。チャールズが「スター」という愛称で呼んでいたこの女性、アフトン・エレイン・バートンは一体、何者なのだろうか。
■マンソンファミリーに傾倒する女子高生アフトン
アフトンの故郷は人口1800人ほどのイリノイ州の小さな田舎町。両親はバプティスト系の敬虔なクリスチャンで、アフトンも両親と共に教会に通う素直な少女だった。彼女は米音楽誌『ローリング・ストーン』のインタビューで、「両親は厳格で友人と遊ぶことも許してもらえず、一人、部屋に閉じ込められていた」と明かしているが、父親は英大手タブロイド紙『Daily Mail』の取材に対して、「厳しいといっても常識的な範囲内でのこと。部屋に閉じ込めたことなんてない。あの子は部屋にこもるのが好きな子だったので、ずっと部屋で過ごしていたというのは事実だけど……」と証言している。
そんな彼女がなぜ連続殺人鬼に心酔するようになったのか。それは、ヒーピー・ファッションを好んでいた高校時代に出された「有名人の伝記を書く」という研究課題がきっかけだった。アフトンはとある政治家を選んだのだが、彼女の友人がチャールズ・マンソンを選んだのだ。友人はカルトや連続殺人鬼に興味を持っていたわけではなく、ほかの生徒とかぶらないだろうとたまたま選び、淡々と課題をこなしていったのだが、アフトンは友人が参考資料として読んでいたチャールズが執筆した『ATWA』に強い興味を抱いた。
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