“最近の樹海”はどうなってる?『完全自殺マニュアル』にも記された宗教施設に首吊り死体…「キ号冒険学校」が見た驚愕の実態とは?
キ号冒険学校とは、ルポライター&マンガ家の村田らむとミュージシャンのニポポが「冒険サークルを作りたいね!!」なんてしゃべっているうちに、なんとなくできた冒険隊なのである。結成メンバーは、村田らむ、ニポポのほか、みづきあかり(アイドル)、北上諭志(マンガ家)。定期的に冒険をする予定なり!!
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■第1章 樹海に到着!
今回はキ号冒険学校の記念すべき第1回冒険のレポートをご紹介したい。目的地は永遠の秘境、青木ヶ原樹海!! 隊員一同、新宿駅に集合して、キャンピングカーに乗車。前振りもなくいきなり、樹海に向けて車を走らせた。
キ号冒険学校、メンバーは、ミュージシャン、アイドル、ルポライター、漫画家、店長……と、かなりおかしな集団。メンバー同士、4人の中で初対面も多かったため、車の中で「はじめまして〜」なんて挨拶をしながらの旅になる。東京から樹海は、中央自動車道をズンズン西に進む。富士の樹海は、その名の通り、富士山の周りにできた樹海なので、目的地はおおまかに言えば富士山だ。
2時間30分のドライブの後、車は樹海の入り口に到着した。普通、樹海に入る時は、観光地である風穴、氷穴を起点にすることが多い。観光地であり、駐車場があり、お土産屋さんや、自動販売機もあって、便利である。
今回の起点は、何もない二又路地。それは、とある秘密施設が、今回の目的地だからである。
ともあれ、キ号冒険学校一同、樹海を歩き出した。冒険人生の第一歩。天気にも恵まれ、テンションも高めである。
・怪しげな祠を発見!
しばらく歩いて、第1フラグである祠を発見! ずいぶん昔に建てられた木の小屋なのだが、中にはお札が納められていた。そしてなぜかプチトマトがお供えされていた。
・石の道しるべ!?
そしてすぐその先で、第2フラグである、かなり古い石の道しるべを発見。右に進む。ここまではなんの問題もない陽気な旅。
と、そこに、魅力的な林道を発見してしまった。皆、まだ元気なのでちょっとだけ歩いてみることに。ズンズンと脇道をそれて行く。進めば進むほど、道は怪しげになってくる。
(これ以上行ったら迷っちゃうかな……)
と心配しかけた時、急に道が開けた。ちょっとした広場のようになっている。
■第2章 樹海の奥へ
「わ、これ人工物じゃない?」
と隊員の声。
・人工物のような石、その先に…
足を運ぶと、確かに人の手で石を組んだような、まるでお風呂のような物体があった。ただ、苔むしているし、本当に人工物かどうか判断がつかない。ふむと考えながら、周りを見渡すと……そこにはあからさまな人工物があった。あったのは、トヨタのトラックである。かなり古い代物でボロボロに錆びている。樹海の真ん中。道もない場所に、どうやってトラックを乗り入れたか……まずそれが謎だ。無理やり走らせたのかもしれないが、かなり無茶である。
そしてもうひとつの謎は、その車に、人が生活した跡があることだ。飯ごうや傘、ペットボトルなど、生活に使ったのであろうものがバラバラと散らばっている。少し離れた木の根元には、木造の仏が置かれていた。樹海の湿気で少々腐っている。他にも、仏の写真のコピーを発見した。どうやら信心深い人だったようだ。
周りに死体はなかったが、この周辺で亡くなった可能性は高いだろう。
迷いながら元の道に戻り、再び林道を歩いていく。やっと第3フラグである看板を見つけるのだが、ここで道を間違えてしまう。本来はここを左に進んで行かなければならなかったのだが、右手に進んでしまった。どんどん樹海の奥に進んでいく。間違いに気づいて、引き返そうかな〜と考え始めた時、
「白骨だ!」
と隊員の叫び声が森に響いた。全員慌てて駆け寄る。確かに草地に、バラバラと白骨が散らばっている。
サイズ的にも人間大だ。にわかに緊張感が高まる。何か他に落としものはないか探してみると……あからさまに人のものではない頭蓋骨が転がっていていた。おそらく鹿の骨だろう。
樹海には、鹿がたくさん生息しているのだ。過去に横断した時には、疾走する鹿の群れにはね飛ばされそうになって、とても怖かったことがある。人の死体ではなかったのがちょっと残念だったが、いい記念品はゲットできた。
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2024.10.02 20:00心霊“最近の樹海”はどうなってる?『完全自殺マニュアル』にも記された宗教施設に首吊り死体…「キ号冒険学校」が見た驚愕の実態とは?のページです。キ号冒険学校、村田らむ、樹海などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで