人間のエゴで絶滅の危機に瀕している動物たち ― 絶滅危惧種10選

『日本大百科全書』によると、現在世界には約100万種以上の動物が存在しているという。そして、環境や社会が変わるに連れて、その中には絶滅に追いやられてしまう種もいる。今回は絶滅に瀕している10種類の動物たちを紹介しよう。

【1】マヌルネコ

 マヌルネコは、1500万年前から存在するとされ、世界最古の猫ともいわれる。手足が短く、胴体はずんぐりと太くなっているため、猫よりも身体が一回り大きく見え、その容姿が“ブスかわいい”と評されることもある。

 シベリア南部からチベットやアフガニスタンに生息するマヌルネコは、夜行性で岩の割れ目や掘った穴の中に住む。エサはウサギやネズミを好むが、足があまり速くないため、主に待ち伏せによる狩りを行う。

 マヌルネコは、雑菌の少ない土地に住んでいるため免疫力が弱く、また食糧不足や環境の変化、そして人間による毛皮目的の捕獲により数が減少し、2002年にICUNより準絶滅危惧の指定を受けている。

【2】ホワイトライオン

人間のエゴで絶滅の危機に瀕している動物たち ― 絶滅危惧種10選の画像2※画像:「FNNnewsCH」


 突然変異として生まれた白い毛並みの動物は、その希少性ゆえに神聖視され崇められてきた歴史がある。百獣の王とも称され、金色の鬣を持つライオンの中にも、白い毛並みを持つ個体が時折誕生する。この個体はホワイトライオンと呼ばれ、アフリカ圏では神の使いとされたこともあった。

ライオンの起源は古く、2万年前の氷河期まで遡る。その時代、世界は雪と氷に覆われ、見渡すかぎりの銀世界であった。そのため、彼らは保護色として白い毛並みを持ち、狩りを行っていたとされる。現在もまれに白の個体が現れるのは、当時の遺伝子が彼らの中に受け継がれているためだという説が有力視されている。

 現在では世界に300頭ほど存在しているという。

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