人間のエゴで絶滅の危機に瀕している動物たち ― 絶滅危惧種10選

【7】ビッグ・ウェータ

人間のエゴで絶滅の危機に瀕している動物たち ― 絶滅危惧種10選の画像7※画像:「Daily Mail」より

 昆虫が苦手な人にとっては、悪夢のようなサイズの昆虫がいる。ニュージーランドのリトルバリア島に生息するビッグ・ウェータだ。その姿はバッタに近いが、サイズは成人男性の手と同じほどあり、また体重が70gを越える個体もいるという。

 ウェータの種は、元々ニュージーランド近辺には生息していた。だが、ここまで大きな個体はリトルバリア島にしかいない。これは、この島にはウェータを捕食するものがいなかったことが大きな要因として考えられている。見るものを驚愕するサイズを持つビッグ・ウェータだが、大きさが災いし走ることも苦手で移動が遅い。また、攻撃性は皆無であり、人間に捕まったとしても特別な防御行動をとることはないという。

 現在の生息地であるリトルバリア島に人間が持ち込んだ動物たちのペスト菌などに侵され、数を減らし絶滅の危機に瀕している。


【8】インドハナガエル

 おたまじゃくしからカエルに変態する途中で止まってしまったようななんとも不思議な形をしているインドハナガエル。このカエルはインドの南西部になる山脈にのみ生息する希少な生き物だ。大きさは5㎝~9㎝と一般的なカエルと変わらないが、その特殊な容姿ゆえに“世界で一番醜いカエル”とも呼ばれている。

インドハナガエルは普段、地中で過ごし、地上へは年に2週間、交尾のために出てくるのみだ。そのためおたまじゃくしは1900年初頭に発見されていたが、その成体が発見されるまでには、その後100年の月日を要した。

このインドハナガエルも近年の森林伐採、ダム開発などにより住む場所を失い2001年より絶滅危惧種とされている。

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