自殺の名所、青木ヶ原樹海で見つけた不気味な暗号「孕メ三七」
2015.08.24 20:00
自らの人生に何らかの葛藤や不安、恐怖といった感情を抱え、人知れずその幕引きを図ろうと、「終の地」を求めて彷徨い歩いた末に、ゆっくりとその骸を横たえる青木ヶ原樹海。国の天然記念物に指定されていながらも、自殺の名所として知られるこの地は、彷徨い人たちの遺した形見とも言うべき数多くの謎めいた残置物が、無言でその時を刻み続けている。
実際に訪れてみればわかることであるが、この青木ヶ原樹海は、定着している「自殺の名所」「心霊スポット」というイメージとは裏腹に、遊歩道が整備され、付近にはキャンプ場や公園などがあるなど、森林浴を楽しむには最適な場所となっている。そのため、日の高い時間に訪れると、ハイカーや観光客とすれ違うことも珍しくない。
無論、そのイメージから言えば、そうした人々のなかにも、一見、大自然の魅力を堪能しているかに見えて、その実、死地を求めて彷徨い歩いている人も含まれているのではないかと妙な勘ぐりを持ってしまう。しかし、彼らが醸し出している穏やかな雰囲気やその笑顔を見るに、どうやらそれはただの邪推で、彼らは本当にその懐豊かな大自然が持つ、美しく幻想的な空気に魅せられているようだ。そんな陽の一面がありつつも、彼らが歩く遊歩道から少しずつ外れ、蜘蛛の巣を掻き分けて歩き始めると、そうした穏やかな日常とは相容れない世界が、そこには広がっている。
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