「白くて硬い結晶の涙」を流す女!!20年苦しみ抜いて判明した大量の◯◯分泌!
まだまだ人間の身体には、分からないことがたくさんある。トカナではこれまでも数多くの奇病を紹介してきたが、今度は「目から謎の白い結晶を流す」ブラジル人女性の話題が届いた。症状の原因と、結晶の正体とは一体……!? 早速、詳細についてお伝えしよう。
他に類を見ない目の症状に悩まされている女性とは、サンパウロ州中西部のリンス市に暮らす保育士、ラウラ・ポンスさん(35)。今月5日、英紙「The Daily Mail」をはじめとする複数の海外メディアが報じたところによると、彼女の目が白い結晶を流すようになったのは、まだ15歳の時のことだった。初めて異変に気づいた時、驚いた母親はすぐにラウラさんを連れて病院へと向かったという。しかし診察に当たった医師も困惑するばかりで、原因は一向にわからない。それからというもの、彼女は数カ月ごとに発症する謎の結晶化と戦うことを余儀なくされた。
ラウラさんの症状はたくさんの謎に満ちている。ひとたび目が謎の白い結晶を流しはじめると、1日に約30個もの塊を取り除かなければならない日々が数週間ほど続く。2年前には、それが6カ月継続したこともあったという。また白い結晶は、はじめ柔らかいが空気に触れると硬くなり、強烈な痛みを引き起こすというのだ。
「塊を取り除くために、外出できない日々が続く場合もあります」
「私は保育士なので、仕事を休まなければならないことが腹立たしい」(ラウラさん)
画像は「The Daily Mail」より引用
ラウラさんと家族は、謎を解くことができる医師を探し続けてきたが、なかなか事態は思い通りに進まなかった。しかし約20年の時を経て、ようやく謎の症状の原因が判明しつつあるようだ。現在ラウラさんの主治医を担うラウル・ゴンザレス眼科医は、「25年のキャリアでこのような症状は見たことがない」としつつ、
「これほど早く結晶化してしまう理由は、ひとつしかありません。化学物質です」
「ラウラさんの角膜の表面から、極めて大量のケラチンが分泌されている可能性があります」
と語っている。タンパク質の一種であるケラチンが、涙の成分と混ざった結果、結晶化が起きていると考えられるそうだ。この分析に基づきラウラさんには硝酸銀の点眼薬が処方されているが、実際に少しずつ改善の兆候が見られるという。
「私の目が完治して、何の問題もなくなることを願っています」
奇妙な症状に苦しみ続けてきたラウラさんの願いが、1日も早く叶うと良いのだが……。
(編集部)
参考:「The Daily Mail」、ほか
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