雄から雌へと性転換するニューハーフ樹木“フォーティンゴールのイチイ” ― 五千年の遥かなる時を経て
フォーティンゴールのイチイ「Wikipedia」よりクマノミやキンギョハナダイをはじめ、海中の生き物はサンゴ礁に住む魚類を中心に、約300種類が性転換をするという。これは過酷な生存競争を生き抜くためであり、同時に効率よく子孫を残す術としての進化だ。ただし、あくまで海での話で、陸上ではごく一部の限られた生物にしか性転換は見られない。しかし今、植物学者が「古木が雄株から雌株へ性転換しつつある」と発表し、世界中を驚かせている。
スコットランド、パースシャーのフォーティンゴール村の教会敷地内に生えるヨーロッパイチイの古木。“フォーティンゴールのイチイ”の名で知られるこの古木は、新約聖書にイエス・キリストの処刑に関与した総督として登場するピラトが、生まれ遊んだ木という説が囁かれ、地元では伝説にもなっているとか。それだけ歴史のある木ということで“イギリス最古の木”という可能性もあるようだが、樹齢の憶測は専門家により1,500年~5,000年とさまざまだ。
ところが、雄株と確認されていたそのイチイの古木が、最近になり実をつけ始めたのだ。発見したイギリス・エディンバラ王立植物園のマックス・コールマン氏は、極めて稀なケースとし「異常現象であり、十分に解明されていない」と語った。また、「環境ストレスによる、ホルモンのような化合物のバランスの変化で、性別の転換を引き起こしている」とも考えているようだ。しかし「見たところ健康で、今後の変化について詳しく観察中」ということなので、解明が待たれる。
幹のひとつ「Wikipedia」よりこの発表は日本でも報じられ、世間からは「性転換にも驚きだが、それだけ長く生きていることにも驚き」「木にも性別があったのか」「子孫を残そうとしているのか!?」など、驚きの声が上がっている。
ただ、「たまに植物であるよね」という声も……。
ミミガタテンナンショウを筆頭に、一部栄養状態によって性転換を見せる、被子植物単子葉類サトイモ科に属するテンナンショウ属。栄養状態が良好で地下茎が大きくなると雄株から雌株へ、一方小さくなると雌株から雄株へと可逆的に性転換する。
それだけではなく、同一株の成長に伴い、無性株から雄株、さらに雌株へと変化することも。他にも、ヤツデの花は雄しべが働く時間(雄期)から雌しべが働く時間(雌期)へと変化するものが存在する。また、変化の途中でどちらにも属さない無性期や、どちらも持つ両性期すらあるようだ。
なお、花が性転換するのは近親交配や自家受粉を防ぐためとされている。もしかしたら、「子孫を残そうとしているのか」という声のとおり、“フォーティンゴールのイチイ”も何百年ぶりかの交配の準備に取り掛かっているのかもしれない。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊雄から雌へと性転換するニューハーフ樹木“フォーティンゴールのイチイ” ― 五千年の遥かなる時を経てのページです。性転換、フォーティンゴールのイチイ、ミミガタテンナンショウ、ヤツデなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
科学最新記事
人気記事ランキング11:35更新
- ・謎のハバナ症候群の“凶器”をペンタゴンが確保か?
- ・中国で“生存確認アプリ”の利用が急増
- ・2025年版「お尻から摘出された奇妙なモノ」25選
- ・人類史上20例、超難病「バーバー・セイ症候群」の女性
- ・一家全員の顔の変形が止まらない「シェイプシフト家族」
- ・エベレストで凍死寸前の臨死体験
- ・人類が再び月へ… アポロ以来50年ぶり
- ・死の間際に見る“予期せぬ訪問者”の正体
- ・2050年までに実現すること5選!
- ・「3I/ATLAS」に対するCIAの意味深な回答
- ・手術中の臨死体験から生還した女性に起きた「奇跡」
- ・「自力で頑張る」は危険すぎる!? 成功者ほど知っている、願望を実現させる“本当の他力”の使い方
- ・米兵たちが遭遇した未確認生物「ロック・エイプ」とは
- ・トリノの聖骸布の姿は「未知のエネルギー」が生んだのか?
- ・UFOに緑の光線を浴びて"白血病”に?ブラジル・クリシャーシュ事件の真相
- ・謎のハバナ症候群の“凶器”をペンタゴンが確保か?
- ・中国で“生存確認アプリ”の利用が急増
- ・鉱山作業員が「完璧な三角形」のUFOを目撃。早朝の空を疾走する謎の飛行物体=オーストラリア
- ・マドゥロ拘束作戦で米軍の「秘密の音響兵器」が放たれたのか
- ・「妻が冷たい…」車椅子の遺体と搭乗を試みた80歳男