体重328kgから115kg減量! 性的虐待で太り続けた壮絶な過去とは?=アメリカ
■食べ物の依存から一転。次なる依存は?
アシュリーさんは胃バイパス手術を受けて1カ月後、47kgの減量に成功していた。体重は徐々に減り、薬物を絶つことができた母とも交流を再開し、その暮らしは順調かに見えた。しかし術後7カ月で66kg体重が減ったアシュリーさんは腹部に激痛を感じ、嘔吐を繰り返すようになった。
病院へ駆け込んだアシュリーさんは潰瘍と診断され、ナウザラダン医師が手術を行ったがアシュリーさんは3日間もの間危篤状態に陥り、その後2カ月間を病院で過ごさなくてはならなくなったのだ。ナウザラダン医師はその原因を痛み止めの過剰摂取と診断し、彼女が食べ物に依存する代わりに薬物に依存しているのではないかと疑ったのだ。ナウザラダン医師の薦めにより、セラピストを訪ねることで、アシュリーさんは依存していた食べ物や薬物を別の物に置き換えることが必要だと理解した。
減量を決意してから1年。115kgの減量に成功したアシュリーさんは誇らしげだった。
この番組を見て寄せられるコメントは「怠けているだけ」、「すぐ言い訳をして食っちゃ寝してる」や「働いていないのに税金でメシを食うな」という否定的な物も多く、アシュリーさんに関しては「過去の出来事は気の毒だが、5歳児に家事を全て押し付けて自分は食べまくってるのか」と息子のパトリック君に同情する声が多く寄せられた。
アシュリーさんの体は減量してもなお、標準体重には遠く及ばないが、思い描く家族との明るい未来を支えに、辛い過去を乗り越えてほしいものである。
アメリカの小学校では日本のように家庭科の授業がなく、成人であっても食べ物や栄養についての知識が全くないといっても言い過ぎではない人々が多く生活している。胃バイパス手術やダイエットピルを研究するよりも先に、国民に正しい食育を広めることが何よりも重要だと思うのは筆者だけではないはずである。
(文=清水ミロ)
参考:「Daily Mail」、ほか
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