月面に100万年前の「三角形型UFO」が破棄されていた? 有識者「トランスポーテーション用施設の可能性」
1972年12月のアポロ17号のミッションを最後に長らく人類は月面に降り立っていないのだが、その後は各国の月周回衛星によって月面の様子は撮影され続け、詳細に調査、分析されている。こうして日々撮影されている月面写真を収蔵したNASAのライブラリから、UFO研究家によって奇妙な1枚がピックアップされた。巨大な三角形の薄型の黒い物体が、その面積の半分以上を塵に覆われた姿で発見されているのだ。
■100万年前の三角形型UFOのスクラップが月面に?
一般的なUFOのイメージとしてまず最初に頭に浮かぶのは“空飛ぶ円盤”である。その次に機体の全高が高めの「アダムスキー型」や、その名の通りの「葉巻型」などが思いつくが、昨今目撃例が増えているのが正三角形に近い三角形型だ。
一説によれば三角形型のUFOは、米軍の極秘の偵察機である「TR-3B」で、1990年代から三角形型UFOの目撃例が増えたというのも、この偵察機の機体数も飛行回数も増えたからだと説明されている。たしかに国際宇宙ステーション(ISS)のライブカメラなどでは宇宙空間でもこの三角形型UFOが何度も写り込んでいるといわれているが、それがTR-3Bなのか(大気圏外へ出られる能力を持っているのか)、完全な地球外文明に属する未確認物体であるのかは依然として謎のままだ。
いずれにしても三角形型の機体は比較的最近のものであるというのが大方の理解であったと思うのだが、UFO研究家のスコット・ウェアリング氏がピックアップした写真はその“定説”を覆すものになった。
問題の写真はアポロ計画時代(1961-1972)に撮影されたもので、NASAのライブラリにて「AS10-29-4283」とナンバリングされた写真である。写真には月面で大きな三角形型の機体のスクラップ(!?)が、降り積もる風塵に覆われて地面に這いつくばっている姿が確認されたのだ。この塵の積もり具合から見て、ウェアリング氏はこの状態のまま100万年は経ったものではないかと見積もっている。“三角形型”は決して最近の現象ではなく、大昔から存在していたことが示唆されることになったのだ。
実は、この写真が注目されるのは2度目で、2011年にはじめてこの写真を発見したウェアリング氏は当初、三角形型UFOではなく何らかの構造物であると推測していたようだ。特に他の場所へ瞬間移動するトランスポーテーション用のトンネル施設なのではないかと当時は指摘している。そしてここだけでなく、月面にはいくつかこのような三角形型の構造物が存在しているという見立てだった。
■アポロ計画時代に何度も目撃されていた三角形型のUFO
はたしてこの三角形型の物体はUFOなのか、構造物なのか? 以前トカナでも紹介したように、月の空間でも三角形型のUFOが何度か目撃されていたと思われる記録が残されている。
同じくアポロ計画時代の1969年、アポロ12号から撮影された写真「AS12-50-7407」がNASAのライブラリに残されているのだが、写真を拡大してよく見てみると、月面の上空に三角形のシルエットをした謎の光が3つ並んで写り込んでいるのだ。分析の結果、月面からおよそ2km上空を飛行、または浮遊していることが濃厚となった。
残されている宇宙飛行士の通信記録でも、何度も“三角形型”が目撃されていることが指摘されており、一説によれば当時の宇宙飛行士の間では見慣れた月の“先住者”であったとも言われている。また、アポロ計画最後のミッションとなったアポロ17号からも同様の三角形型UFOが写り込んだ画像が残っており、写真を分析したウェアリング氏は、地球上には存在しない航空機であるとしながらも「形状は米軍のTR-3Bに酷似している」と語っている。
ということは、米軍はすでに1970年前後にTR-3Bを開発していたということなのだろうか。だがTR-3Bのモデルになっているのは地球外文明のUFOであり、そもそも“宇宙人”から技術供与を受けた米軍がこの地球で近年開発したものがTR-3Bであるという説もある。だとすればアポロ計画中に確認された三角形型UFOは、どれも宇宙人が操縦している機体であったということにもなる。いずれにせよ引き続き月面での新たな“発見”に期待したい。
(文=仲田しんじ)
参考:「UFO Sightings Daily」、ほか
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