バクテリアに記憶力があることが判明!
微生物に記憶力があることが判明!しかし“ある理由”から記憶喪失に…!
記憶を持つことができるのは人間と一部の動物だけであると、一般的には信じられているが、これまでトカナでもお伝えしてきたように、“植物”や“パン生地”なども記憶力らしきものを備えている可能性が近年指摘されてきている(過去記事参照)。そして今回ご紹介するのは、なんと “バクテリア”の記憶力だ。

英紙「Express」(1月9日付)によると、米国の研究者らが、短期間の間にバクテリアに記憶させる方法を発見したという。そもそもバクテリアが記憶力を持つことでさえ驚きだが、すでに科学者はそれを操作する段階に来ているというのだ。
■バクテリアの記憶術
そもそも、バクテリアはどのようにして記憶を持つのだろうか? 人間の場合、記憶形成や保持を担っているのは脳である。経験情報が脳内で電気信号に変換されると、海馬に新しい記憶として短期間保管され、その中で強く保持された記憶が長期記憶として大脳皮質に保存される。
一方、バクテリアには脳のような複雑な神経システムは存在しないため、人間とは記憶方法が異なる。バクテリアの記憶を司っているのは、「CRISPR」と呼ばれる獲得免疫系であり、このCRISPRがウイルスなどの侵入者のDNA情報を一部切り取り保存することで、次に同じ侵入者と遭遇した時に、その情報を参照し、「Cas」と呼ばれる特殊な酵素で侵入者の感染を阻止するそうだ。
有用な免疫システムであるが、なぜか自然界ではCRISPRが働くことが多くないそうだ。しかし今回、米ロックフェラー大学とカリフォルニア大学バークレー校の研究者らが、バクテリアの「記憶」を促進する方法を遂に発見したという。
「バクテリア細胞がウイルスの遺伝情報を獲得する頻度を自然界の100倍高める1つの変異体を発見しました」(ルシアーノ・マラフィーニ氏)
「この変異体は我々の研究だけでなく、世界中の研究所で非常に重要な道具となることでしょう。また、DNAによるデータ貯蔵装置の開発にも有益だと思います」(同)
研究チームによると、変異体を含んだ10万個ものバクテリア細胞を致死的なウイルスに晒したところ、その中の1つだけがDNA切片を獲得し、ウイルスとの次の遭遇に備えることができたそうだ。
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