選ばれしキャバ嬢による「プロ孫」の世界 ― 1年間の研修、3つの書類、致命的ミス… 本当にあった“罪深き世界”

選ばれしキャバ嬢による「プロ孫」の世界 ― 1年間の研修、3つの書類、致命的ミス… 本当にあった罪深き世界の画像3
イメージ画像:「gettyimages」より

 なんと、再びあの南青山のマリアさんの自宅に伺うことになったんです。

 到着すると、そこには弁護士さんが同席されていました。弁護士さんは陽菜に、「成城にある一軒家で暮らす80代のおばあさんのお世話をする仕事」について話してくれました。お手伝いさんとして2カ月間住み込みで働くのですが、それは、そのおばあさんの“養子になる人”を見極めるオーディションだというのです。

 いざ出向いて見ると、その家は高級な住宅街にある想像を超えるほどの大きな一軒家でした。おばあさんは優しい人で、陽菜はすぐにおばあさんと打ち解けました。

 おばあさんは20年ほど前、息子夫婦とまだ小さかったお孫さんを交通事故で亡くして、今では身寄りがないそうです。そして陽菜の役「鳩岡まゆみ」は、そのお孫さんとよく似ていて、しかも、そのお孫さんが「もし善人に育っていたら、こんな人になっていた」というような夢を現実にしたような人物設定でした。

 でも、その点以外はそれほど無理に演技する必要もなく、研修所で1年間過ごした陽菜がそこで身に着けた通りにふるまえばおばあさんに喜んでもらえる。こうして養子のオーディション期間は問題なく過ぎていきました。

 ただ、彼女はただ1つ、致命的なミスを犯してしまうのです――。

 その話は後に回すとして、とにかく2カ月が経って、鷹見陽菜は養子の内定をもらいました。

選ばれしキャバ嬢による「プロ孫」の世界 ― 1年間の研修、3つの書類、致命的ミス… 本当にあった“罪深き世界”のページです。などの最新ニュースは知的好奇心を刺激するニュースを配信するTOCANAで