ノストラダムスの予言「恐怖の大王」の真の正体判明! 1999年人類滅亡は間違い、真実はもっと恐い!?
■「アンゴルモアの大王」は何を指しているのか?
しかし、どうやら原文は「アングーモワの大王」と訳すべきだったようだ。これはフランス語に詳しい研究者の説であり、私も彼らから学んだ側である。
そして、フランスでは、南西地方にあるシャラント県の範囲を「アングーモワ」と呼んだのである。しかも、同地方を治めた“偉大な王様”が実在していた。
それがノストラダムスと同時代人のフランソワ1世(在位:1515~1547年)だ。
ノストラダムスは、このフランソワ1世の次男にしてヴァロワ朝の第十代国王となったアンリ2世と大変懇意だった。だから、当時のフランス人が予言集を読めば、「アングーモワの大王」が誰のことを指しているのか、一目瞭然だったはずである。
だが、予言詩には「恐怖の大王」なる、もう一つの大王の存在が記されている。こちらのほうは誰を指しているのだろうか?
ちなみに、研究者の山津寿丸氏によると、この「恐怖の」に当たる原文には、複数の綴りのバージョンがあり、厳密にはその都度意味が変わってしまうという。したがって、ここではあくまで「恐怖の大王」という通説の訳に従うものとする。
筆者自身は、ズバリ「恐怖の大王=イエス・キリスト」説に立つ。
というと、「恐怖の」という否定的な枕詞が、あのイエスに付くはずがないと、疑問に思う人も多いだろう。だが、イエスは確かに信徒にとって「恐怖の対象」だったのだ。
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