なぜ大麻について話すことは、これまでタブーだったのか!? 大麻のトップランカー3人が集結<高樹沙耶＆石丸元章＆久保憲司>

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石丸　へえ、なるほど。自分は昨年９月に脳出血を起こしたんですが、医療用大麻は脳卒中にも効くというエビデンスがあるんです。それで、高樹さんから毎日のように日本でも合法のCBDオイルのオススメ製品のメールがきて……それまで、大麻は娯楽用がメインだと考えていたんですが、いざ自分が当事者になって、医療用大麻のことを身近に考えるようになった。

高樹　脳卒中で倒れた知り合いがいるんですが、言語障害や痺れの後遺症が残っていたんです。それが、医療用大麻で治ったのを、私は目撃していますからね。

久保　日本人の2～3割は、体質的にアルコールを受けつけません。そういう人たちも、ボクらがアルコールでリラックスできるように、マリファナで癒やされることができればいいのにね、と思います。

高樹　大麻は心癒やされるところもある。それに、医療用でも、さまざまな可能性が秘められています。

久保　　音楽でいうと、レゲエにとって、マリファナが大事な時期がありました。それは、ヒップホップでも同じですね。

――大阪の会場は札止め満員の大盛況！　法務省の関係者や医療関係者の方たち、音楽をやっている人、放送関係者、この問題に興味を持っている人など… …たくさんの人たちが来てくれました。高樹沙耶大麻をめぐる対話シリーズ第3回大阪編は、というわけで、まだ続きます。次号はもう一人のゲスト、大阪を中心にラッパーで活躍してる孫GONGさん！　お、た、のしみに。カミングSOON～

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◎高樹沙耶（たかぎ・さや）
1963年8月21日、静岡県生まれ。元女優、元作詞家、石垣島のキャンピングロッジ 「虹の豆」オーナー。1983年に主演映画『沙耶のいる透視図』で女優デビュー、映画＆ドラマシリーズ『相棒』ほか、数多くの作品に出演、人気を呼ぶ。著書に『贅沢な暮らし—衣食住が育む「心のラグジュアリー」』（エクスナレッジ）、『ホーリープラント 聖なる暮らし』（明窓出版）ほか
Twitter: @ikuemiroku

◎久保憲司
1964年、大阪府生まれ。写真家、音楽評論家、オルガナイザー。1980年代からイギリスに渡り、初期のレイヴを体験。その後、写真家、音楽評論家として活躍。著書に『ロックの神様』（マーブルトロン）、『ダンス・ドラッグ・ロックンロール 誰も知らなかった音楽史』（音楽出版社）ほか。WEBマガジン「久保憲司のロック・エンサイクロペディア」を配信中
Twitter: @kuboken999

◎孫GONG
1987年５月１日、京都府生まれ。ラッパー。高校中退後、京都・新京極の服屋で働きながらフリースタイルを始め、関西を拠点に精力的にライブ活動を行う。2015年8月、1stシングル「孫GONG / 花火 feat.JAGGLA,紅桜」prod. by TEAM2MVCHでデビュー。同年12月１stアルバム「祭遊鬼」、昨年 6月 に2ndアルバム「狂都」をリリース
Twitter: @SON_GONG

文＝石丸元章

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