死後の世界で“6割”の人が死別した最愛の人と「再会している」ことが判明! “幻覚ではない“最新研究結果が続々!

 最愛の人と死別した者の6割が、普段の生活において今は亡きパートナーの気配を感じ取り、声を聞き、そして姿を見ているという――。

■“幻覚”なのか、死後の世界の存在なのか

 人の死は“電池切れ”と同じようにその場ですべてが停止するのだろうか。それとも死後には新たな世界が広がっているのか。

 まだまだ科学的な検証が必要とされているが、いわゆる臨死体験(Near Death Experience)や、前世記憶の研究も少しずつではあるが着実に進められている。もちろん、これらの研究は「死後の世界があるかもしれない」という着想に基づくものである。

 そして2015年、イタリア・ミラノ大学の研究チームが興味深い研究を発表している。研究チームが最愛の人を亡くした経験をもつ人々を調査したところ、なんと30~60%もの人が「死別後もその最愛の人の存在を何らかの形で感じている」というのである。「気配がする」というものから、「実際に声を聴く」「姿を見る」「手触りで感じる」というものまでさまざまだ。

死後の世界で6割の人が死別した最愛の人と「再会している」ことが判明! 幻覚ではない最新研究結果が続々!の画像1
「Collective Evolution」の記事より

 実は、この現象は死別後幻覚状体験(post-bereavement hallucinatory experiences)とも呼ばれており、客観的に観測できる現象かどうかは証明されていないのだが、同現象を訴える人々のほとんどは、メンタルにまったく問題がない人々である。たいていの場合、体験者たちは自ら進んで語ることはないのだが、学術研究を目的にした調査という前提であれば口を開いてくれることが多いようだ。つまり、我々が考えている以上に体験者は多いということだ。

 また英・ローハンプトン大学のジャクリーン・ヘイズ氏は、最愛の人(配偶者、両親、子ども、兄弟、友人)を亡くした人々へのインタビューを長らく続けているのだが、こうした死別後幻覚状体験は当人にとっての“癒しの時間”としてあらわれる現象であることを指摘している。愛する人を失ったショックを和らげるメカニズムとして、その精神的な傷が癒えるまでの間に、こうした“幻覚”を体験するというのである。

死後の世界で6割の人が死別した最愛の人と「再会している」ことが判明! 幻覚ではない最新研究結果が続々!の画像2
「Daily Mail」の記事より

 一方、2014年の米サウサンプトン大学による研究は、死別後幻覚状体験は決して“幻覚”などではなく、死後の世界が実在する可能性を示唆している。以前は計測が不可能であった死後における意識の存在を、臨床的な死後に、少なくとも数分間は確認できるというのだ。アフターライフ(死後の人生)が科学的に証明される日は近いのだろうか。

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