ユタの血を引く霊能者の修行内容を公開! 手順を間違えたら目眩と吐き気…神仏と「妖し」の違いとは?

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高江洲康之(本人提供)

「医者半分、ユタ半分」沖縄では古くから民間信仰カウンセラーとして霊能者「ユタ」が受け入れられてきた。ユタとは、女性の霊能者であり、男性は「トキ」という。トキとは時代や戦況の流れの「時を読む者」である。琉球王朝時代、国策に携わる参謀・軍師のような仕事をした男たちだ。現代の「トキ」になるべく修行する霊能者・高江洲氏に話を聞いた。

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――どのように視えますか?

高江洲康之(以下、高江洲) 視え方は人によると思いますが、私の場合は人物に覆いかぶさるように、頭に映像が浮かぶんですね。つまり人物が二重になる。中には「霊能力者になりたい!」「霊を視たい!」と聞いてくる人もいますが、良いことないですよ。たとえば、疲れて帰ってきて寝ようと横になったのに、誰もいない自宅で耳元で念仏を唱えられる、朝起きると誰かが自分の足元に座っている、そんな経験したいですか。したくないですよね(笑)。霊能者になるなんてのは、そういった事柄が漏れなく付いてくるんです。

 正直、今年の2月頃までは、自分に占いができる、何かが視えたり聞こえたりすることについて「本当なのか」と自問自答しながらやってきました。しかしユタや霊能者の方々の助力によって、今後2年間くらいは修行を積んで、この能力を使って世のため人のために働いていこうと考えるようになりました。

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提供:高江洲康之

――どのような修行を?

高江洲 とある高名なユタの方にSNS上で出会いまして、この人は祖母と同じような安心感があるなと思って。月に一度くらい面談して疑問に答えて頂きました。また、その他にも霊能者と会って指針を得ました。異変の原因が神ダーリ(神憑り)とわかったので、他人のために善いことをする、たとえば占いをしたり霊視をしたりすると、だんだんと症状も緩和して改善してきました。通院はしても現在は断薬して暮らせています。

 また、この夏に関東・関西ふくむ全国を2カ月かけて回りました。普段、私は沖縄にいますが、相談者は全国から来られますし、毎回対応できるわけではないですから全国各地の寺社仏閣、神仏の皆様方と縁をつなぐために御挨拶に伺うんです。「沖縄より参りました高江洲でございます、こちらへ参拝するように相談者にお伝えすることがありますが、何卒よろしくお願い申し上げます」と。だいたい数時間では終わらないですね。きちんとした挨拶と拝礼、祈願とお願いですから。でも、こうした縁をお願いして繋いでおくと、相談者さんの後々がよいんです。

――拝むだけですか?

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