「ニコ生で本当に起きた怖い話」がマジでめちゃくちゃ怖い、流血アリ…!怪談家ありがとうぁみがトカナに初寄稿!!

 2018年冬に行われた「稲川淳二の怪談冬フェス」の“怪談最恐戦”で優勝し、現代怪談界の“頂点”へと上り詰めた怪談家・ありがとうぁみ。そのぁみが、応援してくれた人々への恩返しとして、賞金使って2019年6月10日、渋谷TSUTAYA O-nestにて無料ライブの決行を決定した!! 

<ありがとうぁみの無料怪談イベント6月10日(月)詳細はコチラ>


 本記事は、そんな太っ腹のぁみが、トカナにも贈ってくれた最恐の怪談記事である。



■怪談家・ありがとうぁみの「殴る女」


 普段、全国回って怪談を喋らせていただいたり、「ニコニコ生放送」通称「ニコ生」をしながらいわゆる心霊スポットと呼ばれるような場所などを、多い時は週5~6カ所回ったりしている。

 その活動の中で、友人知人だけにとどまらず、いろんな方から怖かった体験談をよく聞かせていただく。

 今回お話しするこの方は、40代の男性で、営業のお仕事をなさっている人物だ。

 この日も外回りで住宅街を回っていて、その途中、少し休憩を取ろうと考えた時に、近くに公園を見つけそこで休む事にした。そこは、城跡を活用した公園だった。

 その城跡公園のすぐそばの自動販売機でジュースを買い、公園内のベンチに座りしばらくのんびりとした。そして、身体を休ませたのち再び歩き出した。

 公園内には道が何通りかある。特に何も考えずにたまたま選んだ少し細めの道を歩いていると、向こう側から女性が歩いてきた。

 道も細いし、少し避けてあげようと左に寄りながら歩いていると、その女性は徐々に近づいてきてそのままそばを通り過ぎて行った。

 ただ一つ気になることがあった。

 というのもその女性、どうやら足が悪いのか、片足をひきずるような動きで身体をガクンガクンさせながら歩いていたのだ。

「足、悪いのかなあ……」

 なんとなくそう思い、すれ違ったあとに立ち止まりクルッと後ろを向くと、目の前に女性がいた。顔の、ほんと数センチ前でジッとこっちを見ている

 早足で逃げ、そのあとはそのまま次に訪問するつもりだったお宅に向かい歩いた。

 その最中、なにやら足首が痛み出した。

「いたた。いたたたた」

 どうも痛い。少し足を引きずるような形で歩くことになってしまった。

 仕事を終えてそのまま病院で診てもらうと、足首はボコッと腫れていて、
 
「打撲です」

 と診断された。

 打撲と言うと何か硬いものにぶつけたり当たったりしないとならないイメージがあるが、一切そんな事もしてないし記憶にない。

 住宅街のお宅を回って営業していただけなのだ。

 その時に頭をよぎったのは、あの、足を引きずっていた女が関係あるのではないか。という事だった。

 すれ違っただけで、触れてもいないし、ただ近くにいたというだけだ。なのに足首はまるで硬いもので殴られでもしたような状態になってしまった。

 という、そんな話を聞いた。

 なので、僕はその話の現場である城跡の公園へ行ってみる事にした。

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