「植物に意識はあるか否か」科学者の間で白熱する論争がつまらないワケとは!? 最新の量子脳理論を考慮すべき

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画像は「getty images」より引用

 タイズ氏によると、植物神経生物学の隆盛は環境問題と密接に関わっているという。

「植物神経学者は、生命体としての植物に人々の意識を向けたいのです。その動機には共感しますが、客観性をうやむやにしてしまっています。植物神経学者は、植物には意識がないかもしれないという事実に備えなければなりません」(タイズ氏)

 擬人化により、無目的な自然が分かりやすく、感情移入しやすいものになる。これは、人間中心主義的な危うい自然観だ。

 だが、意識は人間固有のものではないと考えてみてはどうか? 量子力学の発展により、意識と物質の二元論が徐々に崩れつつあるが、極端なところでは、脳は宇宙意識の受け皿に過ぎないという主張もある。意識は人間ではなく自然に属す性質だとする立場だ。

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画像は「getty images」より引用

 この路線で行けば、根源的な意識が宇宙に偏在しているのだから、人間、動物、植物、無機物まで神羅万象が意識を持つことになるだろう。いわゆる人間の意識は、そうした宇宙意識のひとつの表現に過ぎないというわけだ。

 こうした潮流のなか、今回の論争に加担している植物神経生物学者やその批判者の視野は余りにも狭くはないだろうか? 植物が人間の意識のようなものを持つか否かというつまらない論争は早々に終わりにして、自分たちの価値観をまずは疑ってみて欲しいものだ。

参考:「The Guardian」、ほか

編集部

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