宇宙の概念が根本的に間違っていることを示す”ある数字”とは? これまでの物理学が無意味になる…!?
宇宙は膨張している。だが、膨張の速度に関してまだ科学会ではコンセンサスが取れていない。次から次へと異なる数値がはじき出されてしまうからだ。膨張率の計算が間違っていれば、遠くの星との距離も間違っていることになる。宇宙の根本的な性質である膨張速度が分かっていないことに科学者は頭を抱え、いつしか“危機”と叫ばれるようになった。
科学ニュース「Space.com」(9月3日付)によると、問題となるのは宇宙の膨張率を示すハッブル定数だ。2015年に行われたESA(欧州宇宙機関)のプランクミッションでは、ハッブル定数は67.4km/s/Mpcと計算されたが、セファイド変光星のデータを使った2013年の研究では73.4 km/s/Mpcだった。
素人からしてみれば大した違いがないように見えるが、科学者にとっては大問題だという。もし、前者のハッブル定数が正しいとすれば、これまで科学者は遠くにある星の距離を間違って計算していたことになり、後者が正しいとすれば、これまでの物理学を捨てなければならない。
ハッブル定数問題の始まりは1929年に遡る。現代宇宙論の基礎を築いたエドウィン・ハッブルは、より遠くの星ほど地球から遠ざかる速度が速いことに気づいた。星ではなく宇宙が膨張していることに気づいたハッブルは、ハッブル定数を501 km/s/Mpcだと計算した。これは現在の数値よりも10倍ほど大きいが、後に訂正された。
ハッブルは宇宙がコンスタント(定常的)に膨張していると考えたため、宇宙の膨張率はハッブル定数(Hubble constant)と呼ばれるが、90年代に入り予想外の事実が明らかになった。
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