スパイとしてカラスやネコら動員「CIAが開発したやばい武器TOP6」! LSDや新興宗教も兵器化!

3.カストロ暗殺を狙った葉巻、潜水服、貝殻

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演説をするカストロ(1997年) 「NBC News」の記事より

 米国のスパイ機関は、冷戦中にキューバの最高指導者フィデル・カストロ国家評議会議長を暗殺するために、爆発する貝殻や毒葉巻を含む、奇妙で役立たずの筋書きを数多く考えていた。

 1960年にCIAは、カストロを毒葉巻で暗殺することを計画していた。葉巻には強力なボツリヌス毒素が仕込まれ、氏名不詳の人物によって配達されたが、カストロはそれを決して吸わなかったという。

 また「マズラ足」と呼ばれる慢性かつ進行性の局所感染症を引き起こす菌をカストロのダイビングスーツの内側に仕込み、呼吸装置部分にも結核菌を仕込むという試みがなされたことが2017年に公開された米国立公文書館(NARA)の資料に記載されている。

 そのダイビングスーツは、キューバとの人質交渉に関与していたアメリカ人弁護士のジェームズ・ドノヴァンによって、カストロに与えられるはずであったが、ドノヴァンはいざ決行の段になりおじけづき、そのスーツを渡さなかった。

 ほかにもカストロがダイビング愛好者であることから、彼の注意を引くためにエキゾチックな色で塗った「貝殻爆弾」を海底に仕掛けることも検討されたという。しかし報告書によると、このアイデアを実行するのは難しいとして破棄された。

4.盗聴器を仕掛けた猫

 1960年代、CIAは15億円以上を費やし、猫の耳に盗聴器を仕掛ける試みをした。計画はごく単純で、盗聴器を埋め込んだ猫をソビエト大使館の中に放って、ロシアの機密を盗聴することであった。

 しかしその任務は、早くも初日に失敗した。盗聴器を移植された猫は、とっととワシントンのソビエト大使館の外に逃げ出してしまったからだ。

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画像は「Wikipedia」より

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