女性のオーガズムの謎が“衝撃のウサギ実験”でほぼ解明! セックスでイッたことがない女性が多い理由も判明(科学研究)
実験の結果から、研究者らは初期の人類においても、オーガズムが排卵を誘発していた可能性を提示する。いわば“先祖返り”ともいえる現象が起きたというものだが、その後、オーガズムによる排卵誘発システムは失われ、現在はその痕跡だけが残っているという仮説である。つまり、人間の女性のオーガズムとは進化の「なごり」にすぎないというのだ。そう考えれば、冒頭で触れたとおり、セックスで“イッた”ことのない女性が多いというのも納得である。
しかしながら、「なぜ生殖的な意味を失ったのに、いまだにオーガズムが残っているのか?」という問題が残っている。その答えとしていくつかの仮説がある。いくつかご紹介すると、オーガズムによる快楽が女性のセックスの回数を増やし、パートナーとの絆を深め、より多くの子孫を残せるという説や、性的な快楽を与えてくれる男性=健康で優秀な男性を選抜するための機能という説がある。オーガズムにもそれなりの意義がある可能性はあるのだ。
それにしても、もし過去の人類がオーガズムで排卵するメカニズムを有していたなら、彼女らには現代の女性とは大きな違いがあった可能性がある。周期的な排卵に伴う生理現象——月経がなかったかもしれないのだ。多くの女性が潜在的に月経の問題を抱えていることを考えると、こちらの路線で進化した方が良かったのではないかという気もする。オーガズムの進化から見えてくるのは、人間の女性が抱える特殊性なのかもしれない。
参考:「The Guardian」「Daily Mail」「PNAS」ほか
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2024.10.02 20:00心霊女性のオーガズムの謎が“衝撃のウサギ実験”でほぼ解明! セックスでイッたことがない女性が多い理由も判明(科学研究)のページです。ウサギ、セックス、米国、女性、人類、オーガズム、最新研究、排卵などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで