「パンデミックが発生した時に安全な国ランキング」トップ20発表! 日本はまさかの●位で絶望的結果に!?

 長く暑い夏もようやく終わり、今年もインフルエンザの季節を迎えつつあるが、懸念されてくるのは各種感染症の感染拡大、いわゆる“パンデミック”だ。航空便はじめ交通網の発達で地球が狭くなっている今日、パンデミックの猛威に襲われたら、世界のどこへ避難すればよいのだろうか。

■“パンデミック”の影響を受けにくい場所は?

 小惑星の地球衝突、温暖化による食糧危機、火山の同時破局噴火、軍事大国同士の全面核戦争など、不気味な“人類滅亡シナリオ”はいくつかあるが、その中でも特に背筋が凍るのが“パンデミック”だ。

 致命的な感染症の世界的な感染拡大である“パンデミック”の厄介なところは、逃げ場がないかもしれないという点だ。しかし、この大災厄の勃発の初期に適切な場所にいた場合、災いを乗り越え、人類の再建を助ける側に回ることができるかもしれない。

 そこでニュージーランド・オタゴ大学のニック・ウィルソン教授らの研究チームが2019年9月に「Risk Analysis」誌で発表した研究では、いくつもの指標に基づく分析を経て、パンデミックの影響を受けにくい地域をリストアップしている。

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「Science Alert」の記事より

「バイオテクノロジーの発見により、遺伝子組み換えウイルスによるパンデミックが私たちの種の生存を脅かす可能性があります」とウィルソン教授は語る。つまり既存の感染症が拡大するのではなく、遺伝子組み換え技術によって誕生してしまった新種のウイルスが、ワクチンの開発を待つことなく地球上に蔓延する事態が想定されているのだ。

「ウイルスのキャリアは大陸の国境を容易に越えることができる一方、孤立した自給自足の島は、災害後の人類文明を再建できる技術的に熟練した人々を確保することができます」(ウィルソン教授)

 このパンデミックの危機で最も有効な“避難所”を特定するために、研究チームは小さな島については除外した。孤立した小さな島の人々は支援なしでサバイバルできるかもしれないが、多様な範囲の技術専門家を擁していない“小さな集団”では、災厄後に現在の技術文明まで速やかには復興および再建することができないだろうと研究者は考えている。

 このため研究チームは、社会を再建する野心的な規模であることを評価基準として、人口25万人以上で陸上に国境がなく、大陸に橋がかかっていない独立した主権国家のみを考慮に入れて検証した。ほかにも考慮に入れた要素としては、人口の動態、物理的な収容場所、天然資源の利用可能性、および社会の政治的および社会的特徴である。そして研究チームはパンデミックの影響を受けにくい上位20カ国をリストアップしたのである。

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