5分で10万語覚える「量子速読法」を中国の小学生が続々習得中! 「本をめくらなくても読める」と話題!

ところで、なぜ日本語の“波動”が“量子”になってしまっているのか……。量子力学には波動関数があるが、そこから結び付けたのだろうか? たしかに、波動速読を英語にするとWave Speed Readingとなり、wave(波)のイメージが強く、科学的な雰囲気が失われてしまうが……。
北京21世紀教育研究所のXiong Bingqi氏は、量子速読術が流行する背景に、子どもの教育に対する親の不安があると指摘している。
「そうした親の中には高学歴の方もいます。そして彼らは経済的にも豊かです。しかし、子どもの教育に頭を悩ませています。子どもたちが一瞬にして超能力を持てればと願っているのです。ですから、自分たちの子どもが量子速読術を学べば、そうではない子どもたちよりも優位に立てると考えるのです。こうした思考が、量子速読術を教える学校が生き残り、流行するのを助けているのです」(Bingqi氏)
だが、こうした速読術が消えてしまわないのは、効果を実感している人も少なからずいるからではないだろうか? 科学的な根拠がないからといって完全に無意味だとも言い切ることはできないだろう。既存の科学が不十分であることは科学者自身も気づいていることだ。特に意識の存在は科学的に説明できておらず、彼らの言葉を借りればまさにナンセンスである。実際にカナダの哲学者であるチャーチランド夫妻は、意識は存在せず脳の神経活動だけがあるとする消去主義という立場を取っている。

とはいえ、意識の解明は今なお科学の大きな課題のひとつであり、完全に無視できるものではない。そこで、人間の精神を探求する新たな方法として、超心理学やスピリチュアリズムも包括した「ポスト物質主義科学」が近年提唱されている。
量子速読術も“非科学的”というレッテルを貼って簡単に追い払えるものではないだろう。もちろん、科学的裏付けのない未知の学習法に大金を払うべきではないし、こうした教育法で暴利を貪るのは論外だが、人間の精神にはまだまだ知られていないことが多く、量子速読術がそうした未知の力を引き出すことに成功している可能性を頭から否定すべきではない。いずれ、ポスト物質主義科学が量子速読術を“科学的”に解明する日が来るかもしれない。
参考:「Oddity Central」、「South China Morning Post」、ほか
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