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★8位 福岡・宇美町の元町議など20人が芋づる式に摘発される
石丸 12月に入ってからも、大麻取締法違反、麻薬特例法違反容疑での逮捕が相次いでいますね。
高樹 警察庁は9月に「今年の上半期の大麻事件の摘発人数は過去最多、10代、20代の若年層の増加が目立った」と発表しています。年間通しての発表はこれからだけど、きっと多いのでしょう。
石丸 高樹さんが暮らしてる沖縄は、今年1~10月の摘発は去年の約1.7倍ですって。5年前のほぼ3倍。
高樹 交通違反といっしょで取締りをきびしくすれば、摘発も増えます。今年4月に警察庁は「大麻事犯の取締まりの徹底等の継続について」を全国の警察に通達、取り締まりの強化徹底を促していますからね。
石丸 ちょっと前にーー福岡県宇美町の元町議が米軍属3人や高校生に大麻を売って、20人以上が逮捕されたという事件があったでしょう。あれなぞで。
高樹 その事件のこと、よく知らないんですが……。
石丸 元町議は、太宰府市在住なんですよね。
高樹 太宰府市には太宰府天満宮という神社がありますね。神社で神様が降臨するための樹木、神籬(ひもろぎ)に麻は不可欠ですからね(笑)。
石丸 素晴らしい。大麻を通して、歴史や土地を俯瞰できる。でこの事件――5月に、女子高生が大麻所持で現行犯逮捕されたことをきっかけに、その後、元町議と福岡県筑紫野市で大麻を栽培していた男性や沖縄在住のアメリカ海兵隊軍属の男性が捕まった。海兵隊軍属の彼には高校生の息子がいて、同級生にも売っていたそうです。まったくもう! ばかもの。わたくしが親だったら、なにやってんだ!と怒りますよ。
高樹 ははは。
石丸 それで自分が気になったのはーー昔なら、米軍基地から兵隊を通して、大麻が流れてきていたと思うんだけれど、今って、日本人が栽培した大麻を米兵が買っているのか! と。驚きの国産性。
高樹 村上龍のデビュー作『限りなく透明に近いブルー』も東京の基地の町、福生市が舞台でしたよね。
石丸 沖縄の米軍基地にいたら、大麻なんか手に入りそうなのに、日本人から買っていたというのは、日本産がクオリティが高いんですかね…? まるで野菜や鶏肉と同じ感覚じゃないですか。
高樹 聞くところによると米軍内では兵隊に対する大麻や危険ドラックの取り締まりはかなり厳しいらしく、抜き打ちで検査をして陽性だと即刻除隊で強制送還らしいです。アルコールはいくら飲んでもOKだから沖縄では米軍関係者がアルコールでしょっちゅうトラブルを起こす。
ところでなぜ元町議は大麻を密売していたんでしょうか?
石丸 営利目的と報じられているけれど、大麻解放運動の一環とか、なにか思想犯的な理由があるのかなあ。よくわかりません。謎で。
高樹 元町議と沖縄との関わりは?
石丸 いろいろ記事を当たったんですが、その人昔沖縄でバーを経営していて、その店で米軍関係者と知り合ったそうなんですよね。元町議は5年前に初当選、昨年再選しているんですが、太宰府市郊外でそば屋を経営していて、ジビエ料理も供していたという。そばでジビエだから、自然食に関心あったのかもしれませんよね。でーー2017年2月頃から密売を始めて、売上は議員活動に使ったと。という自供をしているんです。興味深い人だなあ。
高樹 営利目的だったら、執行猶予がつかないかもしれない。
石丸 この事件は沖縄署、沖縄県警組織犯罪対策課、九州厚生局沖縄麻薬取締支所の合同捜査だったそうです。
高樹 不思議なことが多い事件ですね。
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2024.10.02 20:00心霊今年の大麻ニュース ベスト10! 大麻サウナ、CBDオイル、あの国の大麻ビジネス…高樹沙耶×石丸元章が選出!のページです。高樹沙耶、ニュース、大麻、石丸元章、2019年などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで