2019年に報告された「信じられないほど奇妙な症例」10選! ペニス骨化、ミルク血液、ワサビ大量摂取でまさかの…!

4. ワサビの大量摂取

「BMJ Case Reports」誌によると、イスラエルの60歳の女性は、結婚式に出席中にアボガドと間違えて、大量のワサビを食べてしまった。数分後、彼女は「胸が突然しめつけられるように感じ、その痛みが腕にも広がっていくように感じたという。

 結局、彼女は心臓の主要なポンプ室である左心室が拡大して弱くなり、適切に収縮しない「たこつぼ心筋症」と診断された。この症状は、通常は感情的または身体的ストレスによって引き起こされる。医師はこの女性のケースではワサビがこの症候群を誘発させた珍しい例であると考えている。幸いなことに、この状態は通常一時的なもので、この女性も心臓治療薬で約1カ月治療した後に回復した。

5. 骨になったペニス

 時に身体は、本来あるべきではない場所に骨を作ることがあるらしい。63歳の男性の場合、この現象がペニスに起こってしまった。この男性は転んだ後に、骨盤のX線を受けたところ、ペニス全体が骨になっていることがわかったのだ。

2019年に報告された「信じられないほど奇妙な症例」10選! ペニス骨化、ミルク血液、ワサビ大量摂取でまさかの…!の画像3
「Live Science」の記事より

 この男性は「陰茎骨化」と診断されたが、この状態は非常にまれで、医学文献で報告されている症例はわずか40未満だという。同様の症例報告書によると、カルシウム塩が軟部組織に蓄積することで骨化が起こるということだ。この患者は医師の助言を顧みず、治療を受けないと決めたので、臨床検査、組織学的検査、または追跡調査は行われていない。

6. 胸で起きた火事

 6月に欧州麻酔学会で発表された報告書によると、60歳の男性は胸部動脈に危険な裂傷があり、その修復手術を必要としていた。しかし彼は慢性肺疾患だったので、医師は男性に高用量の酸素補給を行い、また手術中、血管の出血を止めるために電気焼灼器を使用していた。

 すると突然、電気焼灼器からの火花が患者の胸に置かれた手術用ガーゼに飛び火した。しかし、その火は生理食塩水ですぐに消火された。医師たちは、おそらく高用量の酸素補給が、この火災に関係したと考えている。この「火事」にもかかわらず、男性の残りの手術はうまくいき、医師は心臓の裂け目の修復に成功した。

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