2019年に報告された「信じられないほど奇妙な症例」10選! ペニス骨化、ミルク血液、ワサビ大量摂取でまさかの…!

 2019年、海外有名科学メディア「Live Science」で報じられた“最も奇妙な症例”10件をお伝えしよう。

1. 紫色の尿

 入院患者の採尿には、「カテーテルバッグ」が使用されるが、そこである女性の尿が、紫色に変化するという“事件”が起きた

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「Live Science」の記事より

「紫色蓄尿バッグ症候群」として知られるこの珍しい症例は、カテーテルバッグ内部で起こり得る奇妙な化学反応の結果だという。尿中の細菌が、アミノ酸・トリプトファンの分解産物である尿中の化学物質・インドキシル硫酸を赤色と青色の化合物に変換し、これらが混じった時に紫色に見える現象を起こすのだ。

 幸いなことに女性の尿は、4日間の水分補給の増加後に徐々に正常に戻った。

2. 青い血液

 米国に住む25歳の女性は、脱力感、疲労感、息切れ、皮膚が青く変色する等の症状により、救急室に運び込まれた。医師が患者から血液を採取すると、それは通常の赤ではなく濃い青に見えた。

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「Live Science」の記事より

 医師は患者の女性を「メトヘモグロビン血症」と診断した。メトヘモグロビン血症は、酸素を運ぶ役割のヘモグロビンが、酸素を体組織に効果的に放出できない血液疾患であり、皮膚と血液が青みがかって見える状態を引き起こす。

 原因は遺伝や薬剤使用にあるといわれている。この女性の場合は、歯痛のために、大量の局所麻酔薬を口内に塗布していた。患者はメチレンブルーと呼ばれる薬で治療され、無事退院した。

3. 体内でアルコール醸造

「BMJ Open Gastroenterology」誌によれば、46歳の男性は6年間、酒を飲まないのに酔うという奇妙な経験をしていた。この間、彼は単に酔った感覚だけではなく、「脳に霧がかかった」ように感じ、彼らしくない攻撃的な行動を取ることもあったという。ある日、彼は飲酒運転で逮捕され、血中アルコール濃度が法定限度の2倍になっていることが発見された。しかし、彼はアルコールを摂取していないと断言した。

 彼を診察した医師は、腸内の微生物が炭水化物をアルコールに発酵させる時に起こる自動醸造症候群(ABS)と診断した。この男性の場合、彼は腸内に炭水化物を酒に変換する酵母株を持っていた。男性は抗生物質を服用し、これらの微生物を一掃、さらに善玉菌を摂取し、健康な腸内微生物叢を再構築した。その後、彼は酔うことなく、炭水化物を再び食べることができるようになった。