最近発表された「最も奇妙な科学研究」10選! ネッシーの謎、蚊の弱点、粒子でない粒子の存在…!

4.舌は鼻のように匂いを嗅ぐことが出来る

 米ペンシルベニア州フィラデルフィアの非営利研究機関「Monell Chemical Senses Center」は、舌にある細胞に匂いを嗅ぐ能力があることを発見した。

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「Live Science」の記事より

 実験室で人間の味覚細胞を成長させたところ、これらの細胞には、嗅覚細胞で見つかっている幾つかの重要な分子が含まれていた。これらは、嗅覚を感知する鼻腔に存在するものである。そして、この舌にあった味覚細胞を匂い分子にさらすと、細胞は嗅覚細胞のように反応した。

 これは、人間の味覚細胞における嗅覚センサーの最初の実験だが、興味深いことに、体内の他の場所(腸、精子細胞、さらには毛髪)にも、これらの嗅覚細胞は発見されている。

5.木は栄養素を他の木と交換している

 樹木は一本一本が個々の存在と見なされる。しかし実は、多くの樹木の根は融合し、個体間で水、炭素、ミネラル栄養素、および微生物を交換していることがわかった。

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「Live Science」の記事より

 研究者たちは、ニュージーランドの森の奥深くで、目立たない木の切り株が、近くの針葉樹の根にしがみつき、そこから水と栄養分を吸い取っている現象を目にした。これは、生きている木と切り株の間の根の移植を示唆している。

「おそらく私たちは木を個体としてではなく、森林全体を超個体(super organism)として扱う必要があるのかもしれません」と、ニュージーランド、オークランド工科大学の准教授であるセバスチャン・ルージンガー氏は述べている。

6.水を蒸発させる大騒音の作成に成功

「水を蒸発させるほどの大騒音」とは? それは水中地震の音ではなく、ロックコンサートの音でもない。それは細いX線レーザーが当たっている、人間の毛髪幅の約半分程という細いウォータージェットの音だという。

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「Live Science」の記事より

 約40ナノ秒(400億分の1秒)で撮影された実験のビデオでは、パルスレーザーがウォータージェットを2つに分割し、接触した液体を蒸発させながら、ジェットの両側に揺れ動く強力な圧力波を送っている。

 この時、起きた音は約270デシベルで、NASAの史上最大のロケット打ち上げの時の音が約205デシベルだったことを考慮すると、いかにこの音が大きいかがわかるだろう。しかし残念なことに(?)、この音は真空装置内で作成されたため、実際には聞くことは出来ないということだ。

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