「本当に怖い心霊トンネル5つ」吉田悠軌が徹底解説!死者のガチ電話、韓国テレビも仰天した憑依、宮崎勤、犬鳴の缶酎ハイ…!
2020年を近年稀にみる「心霊イヤー」にしたい――トカナは、そんな思いから年始早々心霊スポットにまつわるインタビューを重ねている。今回は、大ヒット怪談本『一行怪談』(PHP研究所)の著者で、怪談サークルとうもろこしの会会長、怪談・オカルト研究家の吉田悠軌さんに「最恐に怖い心霊トンネル」についてエピソードを語っていただいた。
●千駄ヶ谷トンネル
――よろしくお願いします。
吉田悠軌さん(以下、吉田) まずは、タイムリーな千駄ヶ谷トンネルですかね。
千駄ヶ谷トンネルといえば、都内でも有数の心霊スポットとして有名ですが、2020年東京オリンピックとも密接に絡んでいるんです。今回の五輪は国立競技場、エンブレムのデザイン、マラソンの札幌開催など、何かと問題が多いですよね。でもそれは、五輪スタジアムである千駄ヶ谷の“新国立競技場”が徳川家に呪われているからなのかもしれないんです。
――徳川家の呪い?
吉田 はい。というのも、もともと千駄ヶ谷は大政奉還によって江戸城を追われた徳川宗家がその後移住した場所で、広大なお屋敷を構えていました。そこに住んでいたのは、世が世なら大将軍だったはずの宗家16代当主の家達(いえさと)や、その子の家正たち。そして、1940年の「幻の東京オリンピック」で、大会の目玉となるべき「日本武道館」の建設が急がれ、徳川邸の敷地一帯は東京都へ譲渡されるんです。しかし、東京オリンピックはあえなく中止に。この2年後、そのオリンピックが開催されるはずだった年に家達は逝去します。
そして1964年。東京オリンピックの実現とともに「千駄ヶ谷トンネルの怪談」が誕生します。東京体育館・国立競技場が並ぶ千駄ヶ谷は、特に工事を急ぐ必要があり、本来なら迂回するべき寺院・墓地のある地区へ、無理やりトンネルを突っ切らせる行程をとったのです。しかし、ここはそもそも紀州徳川家の敷地。さらには、徳川家の菩提寺である「仙寿院」(渋谷区千駄ケ谷)が建立された土地でもあります。突貫工事で千駄ヶ谷トンネルが突っ切った墓地とは、まさにこの仙寿院なのです。その仙寿院の墓地を疎かにした祟りとして「走る車のウインドウに手形がつく」「トンネルの天井から女がぶら下がっていた」など「千駄ヶ谷トンネルの怪談」が広まるようになったのです。
こうして、東京オリンピックが2度も徳川の土地へと影響を及ぼしたのですが、今回が3度目。ついに、徳川家の祟りがMAXとなり、東京オリンピックを妨害するような影響を及ぼし始めたのでは……という都市伝説です。
――今回の五輪は深刻な問題がいくつも浮上していますから、祟りと言われた方がむしろ納得。ちなみに、この都市伝説は吉田さんの独自取材によって導き出された伝説ですが、テレビで都市伝説系芸人に話を丸パクリされていましたね(笑) 。吉田さんに許可を取ったのか気になっていましたが。
吉田 許可いただいてないですね(笑)
――あと、吉田さんは去年の11月、新国立競技場の敷地から人骨187体が出土していたというニュースが出る前から、この骨についても言及されていましたね。
吉田 ニュースで発表される5年くらい前から、なにかの遺跡が出て工事がストップしているという話を書いていましたね。僕は国立競技場の近くに住むホームレスの方から情報を得ていましたので(笑)この骨は、仙寿院のものというよりは、江戸時代にあったお寺の墓地から出たものなので、徳川家の呪いとは関係ないですけど、幽霊がよく出ることと関連しているとは思いますよ。
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2024.10.02 20:00心霊「本当に怖い心霊トンネル5つ」吉田悠軌が徹底解説!死者のガチ電話、韓国テレビも仰天した憑依、宮崎勤、犬鳴の缶酎ハイ…!のページです。幽霊、吉田悠軌、怪談、犬鳴トンネル、旧吹上トンネル、千駄ヶ谷トンネル、清滝トンネルなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで