「おのころ島神社→淡路ワールドパークONOKORO」淡路島を村田らむが満喫! ボリビアのまじない人形から立体迷路まで!

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 『ミニチュアワールド』という世界の有名な建造物のミニチュアが展示してあるコーナーもあった。観覧車から下を見下ろすと、エトワール凱旋門、タージ・マハル、ノイシュバンシュタイン城となどと一緒に写真を撮るカップルたちがたくさんいた。

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 近くは『遺跡の世界』という古代文明の遺跡『ラムセス2世の像』『巨石人頭像』などを再現してあるコーナーもある。姫路にある『太陽公園』を思い出した

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 そして半ドーム状の屋根の下には巨大な船『辰悦丸』が展示してあるコーナーもあった。ただこれはかっこいいのだが、

「だからどうなん?」

 という感じがあり、全然人はいなかった。

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 園全体で、恐竜をちょこっと押していて、首長竜が展示してあったり、動いて吠えるロボットの肉食恐竜が、フォトスポットになっていたりする。

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 そんな中で一番目をひいたのが、ピラミッドの前に座る、恐竜女子だ。首から上は普通に恐竜なのだが、首から下はニットを着た人間の女性らしいプロポーションをしている。胸もまあまああって、セクシーである。

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 こちとら寂しい男一人旅中なので、せめても気を紛らわせてもらおうかと思い、ツーショット写真を撮らせてもらった。

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 旅にリア充感が出てよかったよかった。

 と、会場をザザッと回った後に、やっと行きたかったパビリオンに足を運んだ。

『兼高かおる旅の資料館』だ。

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 兼高かおるは1928年生まれのジャーナリストだ。インド人と日本人のハーフであり、香蘭女学校卒業後、渡米しロサンゼルス市立大学に通い、その後フリーランスのジャーナリストになった。とても美人であり、香蘭女学校では黒柳徹子の先輩にあたるが、黒柳徹子いわく当時からものすごく人気があったそうだ。

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 スカンジナビア空港機DC-7Cにより、世界を73時間9分35秒で周り世界一周の記録更新者になっている。プロペラ機では最後の記録ホルダーだ。

 1959年12月13日から1990年9月30日にかけて30年以上に渡り『兼高かおる世界の旅』という紀行番組を報道していた。

 60年近く前にスタートしたテレビ番組というのはすごい。当然、僕が生まれるよりずっと前である。今でも、アマゾンプライムビデオなどで見ることができるのだが、これが素晴らしいのだ。

 1960年代は今よりも海外旅行が珍しかったから当然衝撃があったと思うが、今見るとそれはそれで衝撃がある。

『バルセロナの情熱』では、サルバドール・ダリの自宅を訪れて制作現場を見せてもらったりしている。タイのバンコクの川の上で暮らす人達、ニュージーランドの先住民マオリ族、などぐいぐいと取材している。

 残念ながら、2019年の1月に90歳で亡くなられてしまった。

 僕のような木っ端ライターが言うのもおこがましいんだけれども、憧れてしまうフリーランサーである。

 そんな、兼高かおるさんのパビリオン『兼高かおる旅の資料館』が、淡路ワールドパークONOKORO内にあるので見ておきたかったのだ。

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 完成したのは1985年、そこそこ古くなってきているし、こういうのはいつ潰れてしまうかわからないからな……と思っていたのだが、先日2020年の2月28日を最後に閉館してしまうことが決まった。

 いやいや、危ないとこだった。

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