地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠… 地震と雲の関係を電気的地球科学で解説!

地震雲は実在する! 宇宙飛行士が目撃した「銀色雲」が証拠… 地震と雲の関係を電気的地球科学で解説!の画像4
http://zishin.ikaduchi.com/miyagioki/datafile/sub24.htmlより引用

 このすぐ後、5月31日にM4.7、6月6日にM5.2の地震が起こっている。また、雲ではないが雷と地震の関係を示す観察もある。

http://zishin.ikaduchi.com/miyagioki/datafile/sub24.html

 このサイトでは地震の前兆現象を電磁波などの観測から収集しているが、雷が落ちた後に地震が起こった例も報告している。

「2011年4月11日に14時から20時30分の間に福島県いわき市の周辺で複数の雷が観測された。その日の17時にM7.1の地震が起こっている。当時は東日本大地震の余震と考えられていたが、余震にしては震源の間に距離がある」(上記サイトより)

 ところで、地震の際に出来る雲を実験で再現したというテレビ番組があった。2005年に放送されたテレビ朝日の「草野仁の緊急検証 巨大地震は必ず来る!」では、ガラス容器に用意した電極に高周波電流を流すことで雲を実際に作ってみせた。

 番組の中では触れていないが、実験では電波の周波数を変化させているらしい。周波数によって発生する雲の様子が違っていることがわかる。この実験は電気的地球科学が主張している地球の誘電体バリア放電モデルと同じである。誘電体バリア放電モデルでも周波数によって地震になったり、雲が発生したり、雨が降ると主張している。雲が発生する原理は、空中に存在するオゾンと電離層から降ってきている水素原子核が、誘電体バリア放電による電子の発生で水になるというものだ。

O3 + 2H(+) + 2e(-) -> H2O + O2

電極の上に出来た雲

 この反応は「Wikipedia」にも載っている自然界ではありふれた反応だ。けっして特殊なものではない。誘電体バリア放電は地殻と電離層を電極とした放電現象だ。その周波数によって放電が生じる高度が違ってくる。周波数がある程度高いと放電は高度数キロに現れ、雲になる。雷も同じ原因で起こる。周波数が引くと地殻内部に電子が溜まるが、電離層側の高度70キロ付近にも放電による電子が現れて雲を作るのだ(普通の雲、たとえば上層雲である巻雲でも高度13km程度まででしか出来ない)。これこそ宇宙飛行士が見た銀の雲の正体である。

 地震雲は、このように科学的に説明できる。むやみに雲を見て地震が近いと騒ぐのはまずいが、科学的観測では地震雲は確実に存在している。

注:放電には目に見えない暗放電、光を発生するが安定したグロー放電、雷のような火花放電などがある。雲が出来るのは暗放電によるものだ。

文=平清水九十九

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