【警告】迫る大地震・大水害、コロナ禍と二重苦で五輪どころじゃない!! 日本の運命は黒潮で決まる… データで衝撃の事実発覚

■岡田正実氏の先駆的研究

 このように過去、黒潮大蛇行の期間に多くの死者が出る歴史的大水害が多数発生していた。2017年夏に発生し、現在まで続いている黒潮大蛇行期においても水害の大被害が目立つ。とはいえ、黒潮大蛇行が早く終わった方が良いかというと、そうとも言い切れないのが悩ましいところである。前述の通り、大蛇行が終息すれば今度は大地震発生のリスクが高くなってくるのだ。

 気象庁精密地震観測室の元室長、岡田正実氏は日本の太平洋側をいくつかの区分に分け、それぞれの区域で大地震が発生しやすい季節性があることを発見した同分野の先駆者である。1981年、岡田氏が気象庁海洋課時代に発表した論文「日本付近の大地震発生の季節変動と地域性」では、日本を図1のように5つのエリアに分け、各区分で大地震が発生しやすい季節があることを発見した。

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図1

 岡田氏の研究によると、図の「B:黒潮域」(日本南岸の黒潮が流れる海域およびその沿岸)で、8~12月期に大地震が多く発生しているという。これを追試しようと、筆者は独自のデータを用いて、過去100年ほどの間に起きたM7.0以上の地震の発生時期を調べてみた。すると、「B:黒潮域」では、黒潮の直進期中に大地震が多く起きていたことがわかった。図2で黄緑色に塗った部分がそれで、ピンク色に塗った部分では偏りがなかった。また、ごく一部では黒潮大蛇行の発生期間中の方が大地震が多く起きていたが、これは例外的といえる。

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図2


■黒潮が南海トラフに与える影響

「B:黒潮域」には、ちょうど南海トラフと呼ばれる海中の深い溝が位置する場所が含まれており、ここでは過去に繰り返し南海トラフ巨大地震が発生している。岡田氏と筆者の研究によれば、過去の南海トラフ巨大地震は黒潮の直進期のみに発生していた。その理由について、岡田氏自ら分かりやすく解説している。

「大蛇行が起きている時は、伊豆半島から東海沿岸にかけて反時計回りの渦のような流れができ、黒潮の一部が東から西に流れて、潮位(海面の水位)が上がります。潮位が上がるということは、その海域の海水量が増えて重くなり、その海底の『プレート』に力が加わるということです。そこで大蛇行が解消されると、陸のプレートへの重しが減ります。そうすると、陸と海洋プレート間の摩擦が低下し、プレートの境界(トラフ)で地震が起こりやすいんです」

『女性セブン』、2018/06/28)

 筆者作成の図2に、大蛇行発生中の黒潮の流路を太い赤線で書き入れてあるが、黒潮はちょうどこの南海トラフを大きく南へ大蛇行している。その大蛇行部分の潮位が上昇するために、南海トラフの巨大地震が抑制されるというのだ。

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