【続報!】死んだ2歳少女を本気で生き返らせようとする宗教「米ベテル教会」とは? 幼児の「復活」キャンペーンの顛末と裏事情を徹底解説!

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画像は「getty images」より

 2019年、世界を騒がせたのは、ドナルド・トランプ米大統領だけではない。米「NBC News」(12月20日付)などが大々的に報じた、アメリカの「ベテル教会」の復活キャンペーンも中々のお騒がせだった。オリーブ・アレインちゃん(2019年12月14日、享年2才、突然死)を文字通り生き返らせようとした信者らと教会による盛大な“祈り”は届いたのか否か。事の顛末を、宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが徹底解説!

<トカナで公開した記事>

――そもそも、どんな教会ですか?

(神ノ國ヲ)まずオリーブちゃんのご冥福、ご遺族への慰めを祈り、お悔やみ申し上げます。結局、12月23日は、オリーブちゃんの家族は「娘は復活しないだろう」と表明しました。残念な結果になりました。私としては、クリスマスの奇跡が起きても良いのに、と思っていました。

 さて、この「ベテル教会」は、いわゆる「ペンテコステ派=聖霊派」に属しています。日本では子ブッシュ/トランプ政権の支持基盤として有名な「福音派(宗教右派)」が有名で、聖霊派と混同されがちです。しかし、実は、神学的には「福音派」と「聖霊派」は区別されます。たとえば、映画『ジーザス・キャンプ』で紹介された教会は「聖霊派」です。「福音派」ではないです。

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亡くなったオリーブちゃん。画像は「Daily Mail」より

――どんな違いがありますか?

(神ノ國ヲ)まず「福音派」的な教会から「聖霊派」が出てきました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、宗教と科学の間で「進化論」や「聖書論」が問題になります。人間も猿から進化したのではないか。聖書は神のことばではなく単なる古文書ではないのか。欧米でキリスト教は科学と「絶対性」を賭けて論争となり、敗北します。しかし、負けを認めない人々がいた。聖書によれば、処女懐胎も病の癒しも、死人の復活も存在する。

「福音派」は、負けを認めなかった教会の流れにある人々です。そして「福音派」と同じように考える教会の中から、聖書は神のことばであり、神に従い、神を信じれば、イエスのようになれる! という人々が出てきた。つまり、天使の言語「異言」で祈り、病を癒す奇跡を行ない、悪霊を祓うことができる、と主張する教会が現れた。これが「ペンテコステ派=聖霊派」です。「福音派」は、異言、奇跡的癒し、悪霊追い出しについては、慎重な考えと態度を持つ人々が多いですね。

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