死体の疑似体験専門店「シタイラボ」で本気で一度死んでみた!! 衝撃写真多数… 死体になった時、人は何を想うのか体験レポート!
2019年7月に東大阪に突如現れた逆転変身専門店「シタイラボ」。パッと見では何のことだか分からない人も多いだろう。平たく言うと、お客さんが死体に扮して写真撮影をしてもらえる変身写真館である。
だが、サイトには「死と死体を疑似体験」、「写真撮影は工程のひとつにすぎません」と書いてある。ただの変身撮影を提供するサービスではなく、死体に扮することを通して死生観と向き合う体験ができるという意味なのであろうか。自ら体験してみたいと思い、東大阪まで出向くことにした。
シタイラボのサービスを提供しているメンバー陣は、「人間ラブドール製造所」という逆転変身専門店も運営している。こちらは2017年から始まったので、シタイラボよりも先輩である。お客さんをラブドール(いわゆるダッチワイフ)風にメイクや衣装で変身させ、ラブドールのように撮影し、かつラブドールに見えるようにレタッチまで施して写真を提供するという内容である。
こちらもただの変身撮影ではなく、撮影中にラブドールのように扱われるので(ドールなのでお客さんは喋れないし、自ら動くことは許されない)外見も心もラブドールになった体験ができるという。全国から体験希望者が東大阪に集まり、関東のお客さん向けには東京出張週間を不定期に設けるほどの人気サービスとなっている。
そして、写真家であり代表の新レイヤさん率いるメンバー陣が、満を持して開設したのがシタイラボである。
■充実した「死のプラン」
シタイラボには主に4つのコースがある。「入棺白葬プラン」「入棺白葬導師読経プラン」「現場検証プラン」「エンバーミングプラン」。
前者2つのプランでは、読んで字の如く棺桶に入り撮影をするのだが、その際にお客さん自身が書いてきた弔いの言葉を読む儀式があるため、かなり感情が入りそうだ。「入棺白葬導師読経プラン」では、本物の僧侶の読経までもが組み込まれている(この僧侶が、かとうれいさんというニューハーフであり、AV女優としてもデビューしている何とも濃い人物)。「現場検証プラン」は、サスペンス映画やドラマでよく見るチョーク・アウトラインに囲まれた死体になりきる事ができる内容。「エンバーミングプラン」は、「入棺白葬導師読経プラン」と「現場検証プラン」がセットになった贅沢に死を満喫できるプランである。
サスペンス好きな筆者は、即「現場検証プラン」を選択。現場検証されるということは、病死などの自然死ではなく変死である事が条件であろう。シタイ要望書という予約の際に記入する書類があるのだが、どんな死体にしたいのか、どんな傷にしたいか、どこまで死体化粧を施していいのか等、自分が希望する死体プランを記入して注文できる。
「病死以外で自分が死ぬシチュエーションを考えた事がなかったなぁ」と、今、初めて実感する。人生で落ち込んだ経験も生きるのが嫌になった経験もあるが、それでも死にたいと思ったことはなかった。それって幸せなことかもしれない、そんな風にも思えた。
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