タブレットを与えられた幼児に自閉症傾向の危険! 2000人調査で戦慄結果、知能の発達遅れとディスプレイに強い関係!
自宅での自粛が要請されている昨今、皮肉にも世の親たちは在宅勤務や増えた食事の支度などで普段よりも慌ただしくなっていてもおかしくない。そして、むしろ子どもを相手にする時間が減っているのかもしれないのだが、ではその代わりにと安易にタブレット端末で遊ばせるのは考えものであることが最新の研究で報告されている。

■幼児のデジタル機器利用とメンタルヘルスの関係
携帯ゲーム機やタブレット端末の普及で驚かされたことの1つに、幼児との相性が良いことだ。たとえ1歳前後の乳幼児でもタブレット端末でコンテンツ視聴に夢中になることが多くの親を驚かせている。
そして幼児向けコンテンツの中には知能・知力の発達に好影響を及ぼすものもあるといわれ、決して少なくない親が子どもをタブレット端末で遊ばせることに抵抗がないどころか、むしろ好ましく思っているようだ。
本当に幼児をタブレット端末で遊ばせ続けてよいものなのか。米ドレクセル大学をはじめとする研究チームが2020年4月に小児科学誌「JAMA Pediatrics」で発表した研究では、2000人以上の幼児の各種データを2010年から2012年の2年間にわたって収集して分析することで、幼児のソーシャルメディア、デジタルメディアの利用頻度とメンタルヘルスの関係を探っている。
研究チームは全米子ども調査(National Children’s Study、NCS)に登録されている2152人の幼児の親(保護者)を対象に、12カ月または18カ月の健康診断時にタブレット端末などのスクリーンや本に触れる頻度、子どもと直接遊ぶ頻度が尋ねられた。そして幼児は2歳になった時点で、自閉症傾向を計測する「M-CHAT」と呼ばれるテストを受けた。
収集したデータを分析したところ、タブレット端末などのスクリーンを眺める時間が長かった幼児は、2歳の時点で自閉症スペクトラム障害(ASD)のような症状を示す可能性が高いことが判明した。ここで確認しなければならないのは、ASDの“ような”症状になる可能性が高いのであり、ASD発症率が有意に高まるわけではない点だ。しかしそれでもメンタルの健康に、より悪影響を及ぼす可能性は指摘されることになった。
さらに両親(保護者)と直接遊ぶ時間が少ない幼児は、ASDの症状を発症する可能性が高いこともまた明らかになったのだ。
子どもの知育になると、よかれと思ってタブレット端末で遊ばせておけば親も何かと楽なのかもしれないが、今回の研究によれば将来のメンタルの健康のためには、幼児に長時間にわたってデジタルデバイスを使わせておくことに慎重にならなければならないかもしれない。
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2024.10.02 20:00心霊タブレットを与えられた幼児に自閉症傾向の危険! 2000人調査で戦慄結果、知能の発達遅れとディスプレイに強い関係!のページです。スマホ、教育、仲田しんじ、幼児、自閉症、メンタルヘルス、発達、タブレット、ASD、知育などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで
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