【超朗報】「動物は地震を予知できる」マックス・プランク研究所がガチ結論!! 発生20時間前に…
その結果、地震発生の20時間前までに動物たちが異常行動していることが分かったという。ウィケルスキ氏によると、「動物が震源地に近いほど、より早く行動が変化しました。地震発生直前の震源地で物理的な変化が頻繁に起こり、距離が離れるほど弱くなるという予想通りの結果」だという。そのことを強く示す興味深い現象もあった。動物たちに付けられている装置は3分毎に行動を記録しているのだが、45分以上動物の活動が著しく活発化した場合は、警告音が鳴る仕組みになっていた。そして、1度だけその警告音が鳴ったことがあり、それから約3時間後に小さな地震が起こったという。しかも、震源地は動物たちの小屋の真下だったのだ。
ただ、異常行動のパターンは動物たちをグループとして扱った時には見えるものの、個別に動物の行動を見ているだけでは分かりづらく、確定した結論を出すためには、世界中の異なる地震帯で、より多くの動物をより長い時間にわたって観察する必要があるとのことだ。今後の研究には、数週間後に運用が開始される全球動物観測システム「イカロス」が利用されるという。
さらに、動物たちが異常行動を起こす理由もまだ分かっていない。 岩盤の圧力によって空気がイオン化し、それを動物たちが毛皮に感じ取っているという説や、水晶振動子により発生するガスを感知しているという説があるが、どれも決定的な根拠に欠けている。
そのメカニズムが解明され、地震の発生を数時間以上前に予測できるようになれば、被害をかなり抑えることができるようになるだろう。地震大国日本に住むわれわれにとっては喉から手が出るほど欲しい技術だ。今後の研究にますます期待したい。
参考:「Max-Planck-Gesellschaft」、ほか
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