タイの「エイズ寺」に村田らむが潜入!HIV患者受け入れも「展示をやめろ」…感染赤子ミイラや男性器切断ミイラも展示!
先制パンチにビビりながら、館内に入った。しかしお化け屋敷のような不気味さはまったくなく、明るく風通しがよい館内だった。出入りも自由すぎて、犬が何匹も入って涼んでいる。
入り口近くにはケージがあり、中にはミイラが入っていた。
『生の博物館』という名前だが、展示してあるのは死体なのだ。
おそらく女性と思われる死体の横にはコインがたくさん積まれていた。タイにもお賽銭文化はあるようだ。
その横には、赤ちゃんのミイラが二体展示してあった。母子感染で亡くなった子供だという。比較的、生々しく残っていて、死体感がある。
おそらく生前、身分が高かったであろう人の全身の骨格が堂々と飾られていた。骨の前には生前の写真が飾られていた。偉い人は骨になってもこんなに堂々としてるんだよ〜ということを示したいのだろうか? どちらかというと、がんばろうが、がんばるまいが、いずれ死ぬし、死んだら骨になるんじゃ!! という世の無常を感じてしまった。
逆側の入り口にはガラス張りのショーケースが二台あり中にはミイラがあった。大柄な男性のミイラの保存状態は悪く粉をふいていた。その後ろにあるミイラを指差して
「こちらはカッティングボーイです」
と、女性スタッフが言った。
そのミイラは、胸が不自然な形でひしゃげている。どうやら整形手術で胸を膨らませた跡のようだ。男性器は切断していたそうだ。だからカッティングボーイなのだ。
タイはレディーボーイがたくさんいる。それは問題ないが、ゲイの性交渉はエイズの温床になる場合も多い。そんなエイズ知識の、啓蒙的な意味合いもあるようだ。だが股間は布が巻かれ、見えなくなっていた。最近ではヨーロッパから
「展示を控えろ」
とのクレームが多いそうだ。
ああもう意識高い系ヨーロッパ人、心から嫌いだわあ。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊タイの「エイズ寺」に村田らむが潜入!HIV患者受け入れも「展示をやめろ」…感染赤子ミイラや男性器切断ミイラも展示!のページです。タイ、死体、村田らむ、エイズ、寺院、ホスピス、ミュージアムなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで