「地球より生命発生に適した星」が24個も発見される! 地球より快適なスーパーハビタブル惑星の存在に驚愕!
地球と似た環境を持つ「第2の地球」と呼ばれる惑星はいくつか見つかっているが、なんと地球以上に生命に適した環境を持つスーパーハビタブル(超居住可能)惑星が24個も発見されたというから驚きだ。
科学ニュース「Sci News」(10月5日付)によると、独マックス・プランク太陽系研究所のシュルツ・マクチ教授と彼の同僚であるレネ・ヘラー博士、米ビラノバ大学のエドワード・ギナン博士らは、超居住可能性の基準を定め、4500 ある既知の太陽系外惑星の中から、それに見合う惑星を特定したという。同論文は学術誌「Astrobiology」に掲載された。
われわれの太陽は寿命が100億年程度と比較的短い。地球に複雑な構造を持つ生命が発生するまで約40億年要したことから、太陽系に似た恒星であるG型星がある恒星系では、生命が誕生する前に恒星の燃料が尽きてしまっている恐れがあるという。研究者らは、生命の発生が最も見込めるのは、惑星誕生から50〜80億年だと試算し、太陽より冷たいG型星の恒星系に加えて、200〜700億年の寿命を持つK矮性系を調べた。
それに加えて惑星の大きさや質量も考慮された。地球より10%大きい惑星は地球よりも多くの居住可能な土地を持ち、地球の1.5倍の質量を持つ惑星は、放射性物質の崩壊による内部の加熱をより長く保持し、より長い期間にわたって大気を保持するため、重力がより強いことが期待されるとのことだ。
そして忘れてはならないのが水の存在だ。地球よりも全体的に少し暖かく、平均地表温度が約5度以上地球より高い方が、より湿気があり、生物にも適してた環境だという。寒く乾燥した地域よりも熱帯雨林に生物多様性が多いことからも、高温多湿な環境は生命に適していると予想される。
24のスーパーハビタブル惑星のうち、こうした基準を全てクリアしているものはなかったそうだが、1つの惑星は4つの基準をクリアしており、生命にとって地球よりもはるかに快適な環境を持つ可能性があるという。
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