「ブッダというよりブタ」な巨大仏像から邪悪なオーラが…! 中国の激レア&キモすぎる観光スポット「雲天文化城」に村田らむが潜入!

 館内には電気がついていなかった。なんと省エネのために人がいない時は電気を消しているそうだ。館内を歩いていると、ヨボヨボの警備員がやってきて電気をつけてくれた。何十億円かかったか分からない施設なのに、電気代をケチってるのは面白い。

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 館内は、中国の伝統的な衣装や、木製のテーブル、翡翠を彫って作った彫刻、などなど「さぞかしお高いんでしょうねえ」という物品が並んでいた。

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 この施設を建てた大金持ちの台湾人の

「どうだ、すごいだろう!!」

 という自慢げな表情が浮かんで来た。弥勒菩薩の笑顔はそういう意味をこめているのかもしれない。まあ僕以外に誰も見ていなかったので、あんまり自慢はできていないんだけど。

 個人的に、道教の神様が好きなので、いくつか道教の像などが見れたのは楽しかった。

 工事中で仏像の下には行けなかったのだが、隣のビルの屋上からから眺めることはできた。やはりどこか邪悪な迫力を感じた。

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 ぜひ56億7千万年後に、空を切り裂いてあらわれて未来人を驚かせてほしいものだ。

 というわけでみなさんも玉林市に立ち寄る機会があったら、『雲天文化城』を訪れてはいかがだろうか? まあそんな機会、そうそうないだろうけども。

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文=村田らむ

ライター、漫画家、カメラマン、イラストレーター
1972年生まれ。キャリアは20年超。ホームレスやゴミ屋敷、新興宗教組織、富士の樹海などへの潜入取材を得意としている。著書に『ホームレス大博覧会』(鹿砦社)、『ホームレス大図鑑』(竹書房)、『樹海考』(晶文社)、『ホームレス消滅』(幻冬舎新書)など。

Twitter:@rumrumrumrum

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