鼻・唇・頭皮を“削がれて”殺された少女の頭蓋骨”が発見される! 1100年前の“恐怖と苦しみの死”ヤバすぎる全貌と理由とは?
少女がどこから来たのか、またどうやって英国南部のその地域にたどり着いたのかについての手がかりは得られなかった。「この10代の少女は完全なよそ者だったかもしれない」と研究者は言う。
鼻孔側面と鼻と前歯上部の間の骨には、少なくとも2つの切り込みがあった。どちらの傷も、鋭く薄い刃の武器によって付けられたと考えられる。
「アングロサクソン時代(西暦410年から1066年までの600年間)において、この傷をつけたのは鉄のナイフであった可能性が最も高いです。他にも鋭い刃の武器には剣がありますが、それは大きく重すぎるでしょう」(コール研究員)
研究者たちはまた、少女の額を横切る浅い切り傷に気づき、これは頭皮を剥いだ痕と解釈したという。通常、頭皮を剥ぐと頭蓋骨に複数の切傷を残すが、数百年にわたる不十分な保存によって、他の切り傷が消え去った可能性があるという。
また研究チームは頭蓋骨の傷を分析したが、鼻と口の周りの傷痕はひどいものであった。
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■刑罰による傷なのか
これらの傷の周囲には治癒の兆候がないことから、少女はおそらく負傷した直後に死亡したようだ、と研究者たちは考えている。
少女の唇と頭皮の傷はともかく、鼻の後ろにある動脈は多分ひどく損傷したと思われ、少女が死ぬには鼻の傷だけで十分だったかもしれない、と研究者は述べた。鼻の奥にある動脈は、いったん切断されると大量の血が噴き出し気道を圧迫するので、窒息死する可能性があるという。
少女の顔が切断された理由は誰にもわからないが、この傷は、歴史的に女性の犯罪者に与えられた罰と一致している。
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