金玉癌の意外な病名は「煙突掃除人の癌」だった! 金玉の表面に発癌物質が集中していることが発見され…
■伝説になったチート煙突掃除人
デヴィッド・ポーターは19歳の時に父親を煙突掃除人の癌で亡くしていました、父親はまだ38歳でした。貧しい煙突掃除人の子供に生まれ、自身も幼いころから煙突掃除人を続けながら独学で読み書きを学び、社会を変えたいと願っていた彼は、新聞で煙突掃除人法が議会に提出されたと読んで、議会に意見書を提出したのです。
この意見書は議会で煙突掃除人の代表意見みたいに扱われ、法整備の強力な後押しとなりました。
庶民の識字率が低かった時代です、読み書きができるどころか、法律を理解して議会で通用するような意見書を書ける煙突掃除人は他に誰もいませんでした。デヴィッド・ポーターさん、当時としてはとんでもない知能チートです。
ちなみに、英国で花嫁が結婚式の日に煙突掃除人を見るのが幸運のシンボルと呼ばれるようになったのは彼が始まりで、彼に見送られた花嫁は幸せになれた事から逆説的に発生したジンクスです。現代で煙突掃除人のテンプレート的な衣装になっている服装も彼が由来です。
残念なことに、大半の英国人は見事に法律を守らなかったし、幼い子供を人間ブラシとして使い続けました。
狭い煙突の中に体の小さな子供を入れて掃除しなくても、長い煙突ブラシを使えば良いと広めようとしたのですが、煙突掃除人は道具を使うのを嫌がりました。単純に道具代がもったいなかったのです。
現代人の感覚だと掃除のブラシ代ケチるのかと思うでしょうけど、当時は鉄でもなんでも現代より高額で、ブラシ1セットで低所得者だった煙突掃除人の月収三カ月分以上は平気でしたからです。
しかし、デヴィッド・ポーターさんは自分がロンドンで最も裕福な煙突掃除人になることで、長い煙突ブラシを使った方が楽して儲かることを自分で実証してみせました。
それを見たロンドン中の煙突掃除人が彼の元に集まり、組織化され、国王より煙突掃除人ギルドの許可を授かりました。そしてようやく、劣悪な労働環境や過酷な児童労働は大きく改善されました。
法律よりもギルド憲章の方が実効支配力を持っていたのです。
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊金玉癌の意外な病名は「煙突掃除人の癌」だった! 金玉の表面に発癌物質が集中していることが発見され…のページです。イギリス、睾丸、ガン、ノーベル賞、ギルド、煙突掃除人の癌、発癌物質、山極勝三郎などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで