「常温核融合」は今も死んでいない! 中津川昴が見た驚愕の実験結果、発展型も次々登場… 永久機関はきっとくる!
2021.03.04 09:00
■固体内核融合という新しい科学の誕生
ところが最近、状況は一変した。2015年、東北大学電子光理学研究センターが、それまでに発表された核融合分野の論文の延長線上にある「凝縮系核反応(凝縮集系とも言う)」の研究部門を正式に立ち上げた。国としてこの技術をバックアップして(いつかやって来る核融合技術の)国際競合に負けない意志を示したようにも感じている。今後は室温から数百度以内の温度で、固体内の核変換技術でもって放射性廃棄物を無害な元素へ転換する技術の獲得を目指すとともに、いずれ新たなエネルギー資源の獲得へと向かう“多いなる一歩”を踏み出したように思う。
しかも、変化の兆しは海の向こうでも起きている。米国のとある研究者が、この凝縮系核反応に関する技術の特許を申請したところ、それまで受理を拒んできた特許庁が2015年11月に初めて受理したのだ。いずれにしても、かつて異端の烙印を押された常温核融合にまつわる研究が、こういった形でさまざまに発展し、次第に実を結びつつあるのだ。夢のある技術開発の能力は、日本のお家芸とも言えるものだから、もっと注目されて然るべきと思うのだ。
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