もしも注射針が折れたらどうなる?一生苦痛が残る体内残留の超悲惨な医療事故…亜留間次郎が解説!

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【薬理凶室の怪人で医師免許持ちの超天才・亜留間次郎の世界征服のための科学】

画像は「Getty Images」より引用

■太い注射は痛い

 皆さん、親から懲罰的な意味で「病院で太い注射を打ってもらう」と言われたことありませんか? まあ、子供が病院を怖がる理由のトップは「注射が痛い」と言っても過言ではないでしょう。

 そもそも、この場合の「太い注射」とは針が太いという意味なのか、それとも注射器の筒のサイズが太いという意味なのかまったく不明です。一種の迷信なので追求しても無意味でしょうけど、注射針が太いほど痛いのは事実です

 注射針には厳密な規格があり、G(ゲージ)という単位で表され数字が大きいほど細くなり、数字が小さいほど太くなります。一般的に医療現場で太い注射と言ったら18G(直径1.2ミリ)の注射針で、中にはそれを上回る14G(直径2.1ミリ)という医療現場で現実に使用される最も太い注射針もありますが、必要な状況は限られているので普通の注射で出会うことはまずありません。

画像は「Wikipedia」より引用


 なにしろ14Gを刺した時の痛みは尋常ではないらしく、刺す30分以上前にペインレスシール(リドカイン貼付剤)という麻酔薬を皮膚に貼って痛みを感じなくさせることになっているぐらいです。注射するために麻酔が必要ってどんだけ痛いんだって感じですが、著者は14Gを打たれた経験が無いのでわかりません。

 逆に最も細くて痛くない注射針と呼ばれるナノパス34は、その名の通り34G(直径0.18ミリ)で、昔の医者が聞いたら「それじゃ薬が入らないだろ」って言って信じないレベルです。

 ただし、直径0.18ミリなのは先端部分だけで根元の方は普通の太さで、普通の注射針は全体が同じ太さになっていますが、ナノパスは先端に向かうほど細くなるテーパー構造になっています。

 日本の変態技術が作り上げた究極の注射針と言ってもいいでしょう。

 ちなみに「かわいそうなぞう」という戦時中に象を殺処分する実話を元にしたお話があり、その中に「毒を注射しようにも、象の硬い皮膚に針が折れてしまうため餓死させた」とあるのですが、獣医に聞いたら「戦前から普通に象の採血が定期的に行われていて記録が残っている」と言われました。

 実際に獣医用のカタログを見てみたら、普通に象などの大型で皮膚の硬い動物用の注射針が製造販売されていました。ググってみると普通に象の採血や麻酔を打って治療とかしていて、「象は皮膚が硬くて注射できない」というのは完全にデマのようです。

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