地底世界に続く洞窟が南の小島で発見!? 島根県に“地底の使者”、ナチスの地底探査…「地底世界の文献」5つ

――オカルト専門家・中津川昴が解説!


1、地底世界へと続く穴が南の小島にあった!?

 時は西暦2011年8月、夏の暑い日、オフィスでいそいそと仕事していたあの頃、とんでもない情報を耳にした。40年以上前に駐留米軍の一個小隊が訓練の為、熱帯雨林のジャングル踏破訓練と探索をしていた時に、それは起きた模様だ。地底へと続く洞窟が見つかったようだが、その後、彼らは戻って来なかった。基地建設中だったあの頃、本国の国防総省も基地内でも大きな騒動になっていた。基地内では捜索隊も派遣され、周辺住民を巻き込んで聞き込み調査も行われたが、ジャングル捜索の結果は虚しいものだった。地元では箝口令が敷かれ、当時の事案を口にする者は居なくなり新聞も記事を書けなくなっていた。

 40年後、小生が現地取材と過去の新聞を図書館のマイクロフィルムで探してみたものの、小さな記事すら見つからなかった。「一個小隊失踪」ともなれば大きな事件・事故のはずだが、事件性は無かったものの、地元では「自然神の祟り」や「外の者」を受け入れない風土、そして地底世界や異世界へ通じる穴の存在など西洋社会ではアミニズムの一端でしかないものの、未解明な現象であった事だろう。この南の島の大騒動は鶴の一声で収束する事となり、今でも米国立国公文書館の中では「Classified」扱いの文書として眠っている事であろうし、軍の不祥事としてやや恥ずかしい事態に触れた文書など公開されるはずも無い。

 ただ最近になって離島の土着信仰を研究発表している知人による見聞調査で高齢の地元住民から、過去にそのような事故が実際あって、箝口令の為に40年の間、話せなかった事実が浮かび上がってきたとの知らせがあった。

 その証言から、やはりあの事故は実際あったのだろうとなったのだが、それだけでは物的証拠も何も無いので、記事にしにくいという事でお蔵入りになっている。ただいずれ日の目をみるとは思う。機密扱いが解かれ、公文書として公開されれば地元の方々にとっても、その事実を墓まで持っていかなくても済むので一安心と言った所だろう。

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