シェアされた悪夢、口だけの男、鏡の中の人間…レディット史上最も奇妙な話9選
■聞き耳を立てていた精霊
うちの奥さんが義理の弟について話してた時、会話の中に「火事」っていう単語が登場したんだ。すると、いきなり家の火災報知器がけたたましく鳴り出して。でも、煙も火もなかった。
奥さんは「我が家は呪われてる」っていうんだけど、自分もちょっと信じ始めている。
■父さんから最後のジョーク
親父が亡くなって数日後の真夜中、寝室のプリンターが勝手に起動して、「Hi Dad」とだけ何度も何度も印刷されたんです。パソコンの電源は入ってなかったから、コンセントを抜くしかなかったなかったんですけど。ネットワーク接続もしてないプリンターなんですよ。
うちの奥さんとしばらく話し合った結果、たぶん親父の最後の悪ふざけなんじゃないかって。正直、それからしばらくはおっかなかったけどね。
■鏡の人
私が12歳くらい頃の話で、夜中にオシッコに行きたくなり目を覚ましました。廊下を横切ってバスルームに入り、電気をつけて、ふと鏡に映る姿を見ると――私の顔ではありませんでした。
まるで誰かが向こう側にいて、右側に立って顔をガラスに押し付け、私をじっと見つめているかのようでした。恐怖のあまり一瞬しか見てないのですが、確実に脳裏に焼き付いてしまいました。
私は悲鳴を上げ、そこから逃げ出し父を探しました。もちろん、父は調べてくれて、大丈夫だよと私をなだめてくれました。私があまりにもパニック状態だったため、最後は祈りを捧げたくらいです。それで、再び眠りにつくことができました。
早いもので、私も30代になりました。あのおぞましい出来事はすっかり忘れてしまっていました。
ある晩、父を訪問した際、彼は静かにあのときの話を持ち出したのです。「なぁ、鏡で顔を見た時のことを覚えているか……」と。急に記憶がよみがえり、背筋が凍るような思いでした。「うん、覚えてるよ」。
「そうだな……」と父は言い、「あの夜のことを時々思い出すんだ」とつぶやきました。そして床に目を落とし、真剣な表情で「俺も見たんだ」と。
父は、私が見たものと寸分違わず描写してみせました。私たちは、それが「何」だったのか今でもわかりません。どうやら、父が鏡を調べた時、それと目が合ってしまい、自分でも恐ろしくなってしまったらしいのです。ですから、祈りの時間をもったのは、息子のためもあったけれど、自分自身の正気を保つためでもあったのでした。
私が30歳を過ぎるまで、この話を黙っていてくれた父を尊敬しています。けれど、できれば死ぬまで言わないでいてほしかったとも思っています。
参考:「reddit」、ほか
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊シェアされた悪夢、口だけの男、鏡の中の人間…レディット史上最も奇妙な話9選のページです。ホラー、怪談、超常現象、体験談、幽体離脱、佐藤Kay、怖い話、Redditなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで