我々は古代マヤ文明がたどった“滅亡への道”を歩んでいた
【警告】我々は古代マヤ文明がたどった“滅亡への道”を歩んでいた! 絶望の未来を回避するための方法とは!?(最新研究)
経済格差、資産格差、所得格差……。持つ者と持たざる者のギャップがますます広がり二極化する社会の行き着く先に何が待ち受けているのか。最新の研究によればそれはマヤ文明がたどった歴史を繰り返すことになるという。
■古代文明の中で最も独裁的で不平等であったマヤ文明
2011年にはニューヨーク・ウォール街で「反格差デモ」が起きるなど、自由の国・アメリカにおいても富の不均衡が叫ばれる時代に突入して10年がたった。中産階級が没落し、社会の99%が持たざる者として生きることを余儀なくされている現状だ。
そこでベーシックインカムや最低賃金制のような所得の不平等や経済格差に取り組むための長期的な解決策に注目が集まっているのだが、実現にはいくつもの障壁が立ち塞がっている。
この状況を放置しておくとどうなるのか。その答えは歴史にあるという。特に古代マヤ人の歴史からきわめて多くのことを学べるということだ。

今年3月に学術ジャーナル「PLOS ONE」で発表された研究では、研究者たちによって古代マヤ文明における富の不平等の実態が詳細に調べられている。古代マヤ文明は、西暦250年頃に始まり西暦900年に終わるという、ユカタン半島地域で700年近く続いた圧政的な社会であった。
分析の結果、研究チームは奇妙で厄介な相関関係を発見した。富の不平等のレベルが最も高い場所はまた、最も独裁的な政府を持っている傾向が浮き彫りになったのである。逆もまた真で、政府の独裁の程度が低ければ低い文明ほど、富の分配は平等になっていたのだ。そしてさまざまな古代文明の中で、マヤの社会は最も独裁的だったことが示唆されていることになった。
支配力の強い文明で機能していた社会的原動力を理解するために、研究チームは現在のベリーズにあるさまざまなマヤ遺跡の詳細な考古学的分析を行った。具体的には富を測定するために、さまざまな集落の家のサイズ、場所、および建築様式を比較した。たとえばエリート層の家は社会の下層の人々の家よりも明らかに大きく、屋内には複雑な彫刻や彫像が施されていたりするのだ。

研究チームの1人、シカゴのフィールド自然史博物館の博士研究員、エイミー・トンプソン氏は、「古代社会では家の大きさが富の判断材料になることが多い」と、米メディア「Inverse」に語る。
「家のサイズが富の不平等の指標として非常に優れている理由は、古代都市で何が起こっていたかを総合的に把握するのに十分な規模で堅牢なデータセットを作成できるからです。そして現代の世界で同じような種類のパターンを見ることができます」(エイミー・トンプソン氏)
確かに家の大きさが富の豊かさを表す傾向は現代社会でも変わらない。
研究チームはまた、社会階層の高い人々がどのように埋葬され、墓碑が建てられたかについても詳しく検分した。人物がきわめてゴージャスな形式で埋葬された場合、彼らはおそらく長として崇拝されていた可能性が高いという。当時、ユカタン、オアハカ、中央メキシコなどで、異なる統治権力支配しており、その統治スタイルも大きく異なっていたのである。
トンプソン氏によれば、貿易などの外貨収入を主な財源としている政府は、内部生産または集団生産を財源とする政府よりも独裁的である傾向が強いという。つまり貿易立国であるほど独裁的であったのだ。
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