アマゾン禁書政策、トランス支援、有権者ID…バイデンら偽善リベラリストによる「反リベラル管理社会」の到来を警告!(東京大学・三浦俊彦教授)

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ハイパースカトロジスト(超糞便学者)としても知られる稀代の哲学者・三浦俊彦(東京大学教授)が、世の中の“ウンコな正論”を哲学的直観で分析する【超スカトロジスト時評】――

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画像は「getty images」より

 みなさんはこういう経験はないでしょうか。アマゾンで本やDVDの販売ページに行こうとすると、「18歳未満の方のアクセスは固くお断りします。あなたは18歳以上ですか?」と遮られる。その種のものではないのに……と思いながら、「はい」を押す。

 これはただのエラーか手違いでしょうか? いや、そうではない。ツイッターやフェイスブックなど巨大IT企業がドナルド・トランプとその支持者の言論を封じたことは記憶に新しいでしょう。アマゾンのこのアダルト指定も、その一環らしいのです。

 「出版社が自らアダルトカテゴリに登録して印象づける販売戦略だろう」と疑う人もいるようですが[1]、アマゾンがイデオロギー的検閲をしていることは周知の事実です。トランプ支持者が多いSNS「パーラー」へのサービスを停止したり、共和党寄りの発言をしたクラレンス・トーマス連邦最高裁判事の動画をアマゾンプライムの企画から削除したり、トランプ支持を公にしたCovfefeコーヒーの商品群を販売停止にしたり。

 私がアマゾンで購入したものから一例を挙げましょう。Ryan T. Anderson著のWhen Harry Became Sally: Responding to the Transgender Momentが販売禁止となりました。2018年にEncounter Booksから刊行されベストセラーになった本です。今は、私の購入履歴には残っているものの、書影をクリックしても「何かお探しですか? 申し訳ございません。入力されたウェブアドレスは当社サイトの有効なページではありません」と出るだけ。私はCD版も買いましたが、その販売ページも消えています。

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When Harry Became Sally: Responding to the Transgender Momentの販売停止に対する「National Coalition Against Cencorship」の抗議声明

 販売禁止の理由は、アマゾンの説明では「LGBTQ+ を精神疾患として扱っているから」だそうです[2]。本書の主張では、性別違和を持つ人の性別移行を肯定してはいけない。性別違和の原因を突き止めて心理療法で治療した方が、はるかに有望である。とくに子どもの性別違和は、未熟な性別ステレオタイプ思考による一時的なもの。成長とともに自然に消滅するのに、トランスを美化する昨今の風潮のせいで性別違和が固着し、当人の人生が台無しになっている。性別移行後の自殺率も高い。なのに、性別移行以外の治療を試みるクリニックが活動家の糾弾によって次々に閉鎖されているのは嘆かわしい。――そういった内容が、豊富な事例と文献を参照しながら、説得的に論じられています[3]

 私は一読して、「これは真に当事者の幸せを願って書かれた本だ」と感じました。このような実証的な良書に人々が耳を傾け、とりわけトランス当事者に知られるようになると、現状のトランス支援活動は修正を迫られるでしょう。そこで活動家陣営は、イデオロギーを守るため、当事者の耳をふさぎにかかります。「当面の性自認のとおりに性別移行してください、そして〈社会変革〉に貢献してください。性自認の心を治してしまったのでは、既成制度に屈したことになる。あなた個人はそれで幸せでも、見栄えのする〈性別の越境〉で変革をアピールできなくなってしまう!」

[1] 書籍『株式会社アメリカの日本解体計画』(経営科学出版)販売ページのレビュー参照。その本は今ではアダルト扱いが解除されている。
[2] https://ncac.org/news/amazon-book-removal 同書が精神疾患扱いしているのは、TQの一部だけである。
[3] 最近、本書の要約版Kindle(Fireside Reads)がアマゾンで販売されている。無害化されたダイジェストなのかもしれない。

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